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【2014-2015】大和哲也「ジャンプの時、WBCムエタイ世界王者として世界に羽ばたきます」

Tetsuya Yamato【写真】2013年9月20日、ラスベガスで行われたLion Fightに出場した大和哲也はのちに同イベントの王者になるケビン・ロスに判定勝利。2015年はLion Fight再出撃も視野に入れている(C)SCOTT HIRANO

2014年が終わり、2015年が始まった。2014年を振り返り、2015年に臨む──MMAPLANET縁のファイター達の声を年末年始特集としてお送りしたい。

第5 弾は11月15日のWBCムエタイ世界スーパーライト級タイトルマッチでサゲッダーオ・ペットパヤッタイにTKO勝利し、日本人として初めてWBCムエタイ世界王者となった大和哲也。縁のファイター達のいいつつも、MMAPLANET初登場となる大和。2014年は国内での試合が続いた大和だが、昨年9月にはアメリカのムエタイイベントLion Fightにも参戦、2015年はWBCムエタイ世界王者として海外に打って出ると語った。

――2014年11月、WBCムエタイ世界スーパーライト級王者サゲッダーオ・・ペットパヤタイに3RTKO勝利して、日本人初のWBCムエタイ世界王座奪取に成功した大和哲也選手です。大和選手にとって2014年はどのような1年でしたか。

「2013年の5月にタイトルマッチでサゲッダーオに負けた時点で、2014年はWBCムエタイの世界タイトルを獲ることを目標にしていたので、それを達成することが出来てうれしいです。本当に実りある一年だったと思います。また2月に(野杁)正明に勝って、強豪相手に3連勝で終わることが出来たので、そういう意味でもすごくいい1年でした。2015年は新しいスタートを切ることが出来ると思います」

――サゲッダーオに敗れて1年半という短い期間での再戦でしたが、不安はなかったですか。

「肌を合わせた僕が一番サゲッダーオの強さや怖さを分かっていたと思うし、あの敗戦からサゲッダーオに勝つために練習とトレーニングを続けていたので、不安はなかったですね。それよりも今の自分がサゲッダーオと対峙してどんな技を出せるか。それを楽しみにしていましたね」

――サゲッダーオと肌を合わせたことはプラスに働いたようですね。

「はい。普段の練習でもサゲッダーオのことをイメージして、前回の経験を踏まえて作戦を立てることが出来ました」

――タイトルを獲ってからは色々なイベントに参加されて、かなりお忙しかったようですね。

「12月に入ってやっと落ち着いてきました。本当にありがたいことです」

――大須商店街で世界王座獲得祝賀パレードも行ったそうですね。

「過去に大須商店街さんでキックボクシングのイベントをやらせてもらって、それ以降もずっと仲良くさせてもらっていました。それでWBCムエタイの世界タイトルを獲ったお祝いでパレードをやってもらいました。その他にもタイトル獲得のパーティーをやっていただいたり、名古屋市長さんや愛知県知事さんにお会いさせていただく機会もあって、それもすべて自分が大事にしている縁のおかげだと思います」

――大和選手はラジャダムナンやルンピニーではなく、一般的に知名度が高い“WBC”の名前がついたムエタイの世界タイトルが欲しいと言い続けていました。まさにWBCムエタイの世界チャンピオンになれたからこそ、これだけ多くの人たちに祝福されたのかもしれませんね。

「改めてそれを肌で感じました。これだけ格闘技を知らない人たちに祝福してもらえたのはWBCムエタイの世界タイトルだったからこそだと思います」

――さて2014年は大和選手にとってターニングポイントになった1年だったと思いますが。2015年はどんな1年にしたいと思っていますか。

「まだ正式決定ではないのですが、春頃に海外で試合をする方向で調整していて、それを皮切りに2015年は海外でも試合をやっていきたいと考えています」

――ずばり2015年のテーマは海外進出ですか。

「はい。もちろん日本ではニュージャパン(NJKF)にお世話になっているので、ニュージャパンでも試合をするつもりですが、2015年はチャンスがあれば海外で試合をしたいと思っています」

――海外での試合と言えば、大和選手は2013年の9月にラスベガスを拠点に活動しているアメリカのムエタイイベント=Lion Fightに参戦しました。

「今、Lion Fightはもの凄く注目されていますよね。やはりラスベガスでやっているイベントというのは格闘家として魅力的ですし、このままイベントが成功してくれれば選手のファイトマネーも上がると思います。僕はそういう舞台で活躍して、自分で道を切り開きたいという気持ちがあるんですよね」

――実際にLion Fightで試合をして、会場の雰囲気や盛り上がりはいかがでしたか。

「僕が出た1年前の大会もめちゃくちゃ盛り上がっていましたね。アメリカにはムエタイのファンが多くて、競技人口も多いらしいんですね。だからムエタイそのものがアメリカで盛んになっているんだと思います。そんなアメリカで僕が活躍してアメリカンドリームを掴む。例えば僕がラスベガスのプロモーターと契約した日本人初のムエタイファイターになれたら夢があるじゃないですか。

タイでタイトルを獲って、タイで活躍することも素晴らしいことだと思いますが、僕がタイ人以外でWBCムエタイの世界タイトルを獲ったことには何か意味があると思うし、WBCムエタイのタイトルそのものがムエタイを世界に広めたいという目的でスタートしたベルトです。そのベルトを僕が持っているイコール僕にムエタイを世界に広める使命があると思っているので、WBCムエタイ世界王者の肩書をひっさげて世界中で活躍したいと思います。Lion Fightにはイベントとしても期待感も感じるので、またLion Fightのリングに立ちたいと思います」

――WBCムエタイの世界王者になったことで、色々なことがつながっていますね。2015年の大和選手の躍進に期待しています。

「先日、名古屋の女性雑誌『月刊ケリー』に取材していただいて、名古屋のイケメン100人総特集で(笑)、その中の福がある顔ランキングという企画で僕が100人中3位だったんですよ。しかも『2015年はある種の使命がある。人望と決断力で突き進め』と書いてありました。今年、WBCムエタイの世界タイトルを獲れたことは大きな出来事ですが、ホップ・ステップ・ジャンプで言ったら、まだステップだと思うんですね。だから2015年はジャンプの時、WBCムエタイ世界王者として世界に羽ばたきます!」

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