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【DEEP DREAM】大晦日、さいたまスーパーアリーナで北岡悟×吉田善行でライト級選手権試合!!

Kitaoka vs Yoshida【写真】カメラを見ない北岡と、睨み付けるような吉田。ヒリヒリするカードが大晦日で組まれることとなった (C)TAKUMI NAKAMURA

6日(木)東京都新宿区のDEEP東京事務所で「ファイティングロードpresents DEEP DREAM IMPACT2014~大晦日Special~」の対戦カード発表記者会見が行われた。DEEP大晦日大会の第一弾カードとして発表されたのは、北岡悟×吉田善行のライト級タイトルマッチだ。

リングではなくケージで行われる大会でタイトルマッチを組んだことについて、佐伯代表は「色んな意見があると思うし、北岡選手も思うところはあると思うけど、うちとしては勝負の大晦日。ライト級タイトルマッチとして、この一試合を決定ました」と説明。「北岡選手はライト級の中で抜けている存在で、チャレンジャーを見渡した時、DEEPで(挑戦者を選ぶのが)難しい中で、UFCにも出場していて、うちでも2戦2勝の吉田選手だな、と。経験値も含めて、このカードしかないかなと思って組みました。自分の中では国内最高、最強のカードに近いと思います。期待してください」と期待を込めた。

佐伯代表の挨拶を受けて吉田と北岡がそれぞれ挨拶。10月31日のTitan FC 31でタイトル戦が消滅し、大晦日出陣が決まった吉田だが「大晦日という素晴らしい舞台でタイトルマッチが決まって嬉しく思います。10月31日にタイタンFCでタイトルマッチをやるはずだったのですが、計量まで終わったのに(試合が)なくなってしまいました。その前からこの話をいただいていて、まずはそこ(Titan FC)に集中していました。僕としてはもう少し準備期間が欲しかったけど、決まったからには最高の準備をして盛り上げたいと思います」と気持ちを切り替え、大晦日に挑む構えであることを語った。

吉田を迎え撃つ立場の北岡は「さっきは佐伯さんがケージでタイトルマッチをやるのにいちもつあるんじゃないかと言いましたけど、僕は歓迎です。ケージの試合は10月のパンクラスで一度しかやっていませんが、自分の居場所だなと感じられたので、10月よりもより良いパフォーマンスを見せられると思います」とケージでのタイトル戦にも問題ないことを強調した。そして、「相手云々じゃなくて、僕は海外と契約していない選手で一番だと思うけど、この現状には満足していない。(隣の佐伯代表に)これメインなんですよね? とにかくこれが冠の試合だと思います。自分は今置かれているこの状況で突き抜けたい、ずば抜けたいと思います。この試合でずば抜けるんじゃなくて、その一歩にしたいなと思います」と言葉を続けた。

続く質疑応答では佐伯代表は「(北岡×吉田は)大晦日ではなくて、いつかはこういう試合があるのかなと。それで時間が過ぎて、両者のスケジュールがある中で、来年になるのかなと思っていたのが、こういう形になりました。もともと大晦日に(大会を)やるつもりじゃなかったという話にもなりますけど」と自然な流れで組んだ一戦だと話し、ルールに関しては基本的にはリングで行われているDEEPオフィシャルルールを採用する意向だ。

北岡と吉田はコメントも表情も対照的。お互いの印象を聞かれ、吉田が「前回のパンクラスの試合はまだ見ていないのですが、DEEPに上がるようになって一本勝ちが少ないな、と。ただそれは技術が下がったとか落ちたではなくて、試合で相手をもっとコントロールしていきたいのかなと思います。色々と思うところはありますけど、しっかりコーチと相談して、という感じですね」と冷静に分析すると、北岡は「この場で特に言うことはないです」と何も語らず。冒頭の挨拶を踏まえてメインへのこだわりを聞かれた北岡は「こだわっていないですけど『そうでしょ』って感じですね。何か文句あるの?っていう」と憮然と言い切った。

会見後の写真撮影で、吉田がカメラマンのリクエストに応じて、視線をカメラに向けたのに対し、北岡はじっと上を見上げたまま一切、カメラには視線を向けず。最後まで緊張感を漂わせていた。

なお今大会はファイティングロードが冠スポンサーとなり「ファイティングロードpresents DEEP DREAM IMPACT2014~大晦日 special~」として行われることが決定。テレビ放送も調整中で、来週には第2弾が発表され、再来週までには対戦カードが全て出揃うことになる。

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