【RFC18】メインは動き少なく、痛み分けに。キム・フンも元UFCファイター=ラモスに負けず
<ウェルター級/5分3R>
キム・フン(韓国)
Draw.0-1
ルイス・ラモス(ブラジル)
長身のキム・フン、ラモスはサウスポーからオーソ、さらにサウスポーと構えを小刻みに変える。右ローからハイを見せたキム・フンだが、ここでテイクダウンを奪われる。三角絞めを仕掛けたキム・フン、体重を浴びせ持ち上げたラモスがスラムへ。組み続けるキム・フンだったが、ラモスは右へ回り担ぐようにして頭を引抜く。残り2分、試合がスタンドへ戻るとラモスが左フックから組んで、キム・フンをケージに押し込む。ブレイク後、キム・フンの右に対しラモスも右を返す。さらに左を入れたラモスは、左ミドルから左フックを振るっていく。残り20秒、シングルレッグからドライブしたラモスが、小外掛けから後方にテイクダウンを奪ったところで初回が終了した。
2R、キム・フンの右ミドルが急所に入ったとラモスがアピールし試合が一時中断。再開後、右オーバーハンドを空振りしたラモスが右ローからシングルレッグ、ダブルに切り替えテイクダウンに成功する。ガードのなかで細かいパンチを落すラモスだったが、残り3分でレフェリーがブレイクを命じる。スタンドに戻ると、左ハイを顔面に受けそうになりながら蹴り足をキャッチしたラモスが、キム・フンをケージに押し込む。ラモスは強引に持ち上げるも、キム・フンが踏みとどまる。再びブレイクが掛かり、両者が間合いを取り直す。ラモスは右から左のフック、キム・フンの手数が少ない。そのキム・フンの左ヒザを受けながら組んだラモスが、バックに回り込む。
キムラの仕掛けを防がれるも、両ワキを差したキム・フンが態勢を入れ替え、逆にバックに回り込む。テイクダウンに結び付けることができず、試合は最終回へ。キム・フンのローにフックを合わせるラモスだが、踏み込みが足りない。シングルからケージにキム・フンを押し込むラモスは、非常に荒い息をしている。ここもブレイクが掛かると、キム・フンがジリジリと距離をつめて右ローを連続で繰り出す。ラモスは左フックからシングル、ケージに押し込むとまたもブレイクに。左フックから左ミドルを見せるラモスに対し、キム・フンも蹴りで対抗する。キム・フンの右ヒザをキャッチしたラモスだが、右額をカット。
ケージにキム・フンを押し込んだところでレフェリーがブレイクを要請し、ドクターチャックが入る。再開後、左右のローから勢いよく前に出るラモスだったが、キム・フンの右フックを受け即、組みついていく。ケージ際で体を入れ替えたキム・フンがテイクダウンを狙うも、ここもブレイクが入る。プレッシャーを懸けるキム・フン、間合いを外すラモス。最後にフックを打ち合い、タイムアップを迎えた。結果はマジョリティでドローに終わった。「1年試合をしていなくて、良い試合ができなかった。次に来たときはもっと良い試合をする」とラモスは語った。