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【Pancrase312, 313 & 314】ソリホン欠場&返上→ヤン坊✖林で暫定王座決定戦。アントリン✖砂辺も

Pancrase【写真】まさかの欠場会見から、タイトルマッチ調印式へ(C)MMAPLANET

12日(水)、東京都新宿区のパンクラス事業本部で16日(日)のPancrase312で暫定ライト級KOP王座防衛戦に臨む予定だったサドゥロエフ・ソリホンの欠場に関して、所属チームのロシアパンクラチオン・ハバロフスクのデミトリ・コニコフ代表がチャレンジャー雑賀ヤン坊達也の列席の下、会見を行った。

また、同会見終了後に中島太一と対戦するボリス・フェドロフが共同会見に臨んだ後に──取材陣にも知らされていなかった3月8日(日)のPancrase313で、雑賀が林源平とライト級暫定KOP王座決定戦を行うことが明らかとなり、両者の調印式までとり行われた。


コニコフ代表はまず「日本の皆さん、大会を取材するパンクラスに迷惑をかけたことを謝罪したい。練習中にケガをし、様子を見て出場の機会を探ったけれど構わず欠場となってしまった。パンクラスに許されるなら、今後もソリホンの出場を考えてほしい」と挨拶。その後、氏よりソリホンは練習中に後ろ回し蹴りを股間に受けて、股関節の負傷により足が炎症し、腫れがみられるようになり、全治2週間と診断されたという説明がなされた。

雑賀はソリホン欠場に関して尋ねられ、「まず『マジかぁ』ということで、頭が真っ白になりました。その日は眠れなかったですが、格闘技って相手あっての競技。このタイミングかというのはありますが、今は前を向けて大丈夫です」と話した。この前向きな発言の裏に、上に記したように既に暫定王座決定戦が決定していたことは間違いない。

Super Terrific Cutiesフェドロフ退席を経て、2020年リングガール=Super Terrific Cutiesのお披露目という進行であったが、ここでパンクラス坂本靖氏より、ソリホンの第39条<2>に当たり暫定王座返上という説明がなされた。そして林が会見場に姿を現すというサプライズも。

Saika vs Hayashi坂本氏からはソリホンはこの後、正規王座を目指すという意志の確認が取られているという報告が終わり、雑賀✖林の調印式が始まるという運びに。

改めてマイクを握った雑賀は「16日の試合が中止になって、どうしようとなっている時にこの話を頂いて、またタイトルマッチができるということで嬉しかったです。そこをしっかりと取って、自分が目指している場所があるので、そこに向けて突き進んでいきたいと思っています」と抱負を語り、林は「僕は運が良い人間と思っていたのですが、本当に運が良い。8年かかったので、このベルトは絶対に取ります。絶対に渡さないです」と話した。

この後、質疑応答で両者は対戦相手の印象を尋ねられると、「林選手のことは意識していて、凄くタフで男としてタフで格好良い選手。こういう形で試合をすることになって、本当に楽しみです」と雑賀がコメント。林は「絶対にベルトを獲って、僕も目指しているところもあるので必ず獲る。ヤン坊選手は打下系でどんどん攻めてくる選手で、いつかやりたいと思っていたのでベルトを掛けて戦かえることは光栄です」と返答した。

その林が「もちろん打撃でも絶対に負けないですが、MMAなので。後半のことは考えずに戦いますが、MMAを意識して戦う」と言えば、雑賀は「5分✖5Rありますが、掛からずに試合は終わると思います」と言い切っている。また当初3月大会で林と対戦予定だったキム・ソングォンには違うマッチアップが予定されているそうだ。

Sunabeさらに会見場での発表はなかったが、同日のプレスリリースではPancrase313でアダム・アントリンの挑戦を受ける予定だったストロー級KOP北方大地の欠場を受け、4月12日(日)=Pancrase314で、アントリンが前KOP砂辺光久と暫定王座決定戦で戦うことも発表されている。

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