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【UFC328】Fight&Life#114より。仕切り直しのUFC世界フライ級王座挑戦へ、平良達郎「根っこの部分としてはMMAファイターとして、もっと強くなりたい」

【写真】沖縄で培い、デンバーで磨いたMMAが5月9日全開放される (C)RYO OKADA

23日(木)から発売中のFight&Life#114に、5月9日(土・現地時間)、ニュージャージー州ニューアークのプルデンシャル・センターで開催されるUFC328で、世界フライ級王者ジョシュア・ヴァンに挑戦する平良達郎のレポが掲載されている。
Text by Manabu Takashima

本来4月11日(土・現地時間)のUFC327で念願のタイトルショットが決まっていた平良だが、ヴァンの負傷により5月にスライドされた。過去にも幾度となく突然の試合の消滅、対戦相手の変更を経験した平良は、この事態にチームの誰よりも落ち着いていたという。

平良本人、師・松根良太、兄と慕う岡田遼の3名を取材し、この間に感じられたメンタル面の成長、そして技術的に世界戦を考察した同レポートより、3者の言葉を切り抜いてお届けしたい。

力強い平良の発言、彼を支える岡田、ここまで育ててきた松根の言葉からは揺るぎない自信が伝わってきた。


平良達郎
「気持ちを強く保てていたのは、ここまでの経験があったからだと思います。『ファイトウィークになっても、試合が飛ぶことはある』。そういう心の準備をしています。もう、慣れたというか(苦笑)。常にそう思っていると、試合が流れた時の精神的なダメージも受けなくて済みます。だから正式に決まるまで、4月11日にジョシュア・ヴァンと戦うつもりで、キャンプを最後までやり切ろうという気持ちでした」

「4月11日にジョシュア・ヴァンに挑戦して、世界チャンピオンになりたいけど、根っこの部分としてはMMAファイターとして、もっと強くなりたい。強いファイターになりたいから、マイアミで世界戦が戦えなくても、質の良いファイトキャンプをデンバーで張れることを考えたら、僕は自分がなりたい理想のMMAファイターにもっと近づける。だから今できることにフォーカスします」

「ヴァンとスタンドで向き合うだけで、凄く緊張感があると思います。一瞬たりとも気が抜けない。そういう展開でも、精神的にも肉体的にも削られないモノを創ってきました。しっかりと創って、5分5R自分の寝技を出せる戦いをします」

岡田遼
「打撃でいえば、デンバーでトレバー・ウィットマンであったり、コーリー・サンドハーゲンだったりに教わっていることもあって。ステップ、位置取り、角度の取り方が非常に向上したと思います」

「タイガー&ビートルで、カーリントン・ベンクスに打撃からレスリングという動きを重点的に指導してもらってきました。さらにレスリングから寝技のトランジッションもシームレスで、今の彼のMMAは攻撃に境目がないバリアフリーMMAと言えます」

「単純にアジリティ・トレーニングやストレングス・コンディショニング・トレーニングが技術力アップを後押している」

松根良太
「平良は15歳の時に、51キロぐらいで練習を始めました。特筆すべきフィジカルの持ち主ではないです。技術、瞬発力、反応の良さをフィジカルが強いと錯覚されるのかもしれない。平良とジムでスパーをした人には分かると思いますが、動きが非常に柔らかいです。人がケガをするような、力任せの攻撃をしたこともないです。それこそが中井祐樹先生の動きを体現しているもので、力が強いと錯覚する人が多いのはないかと思います」

「26歳になり、競技歴11年。心技体、技術と体の強さを体得するに当たってメンタルも鍛えあげられました」

「こういう選手がUFCのチャンピオンになるのだろう。そう思って平良を見て、ここまで創り上げることができました。5月9日、平良達郎がUFC世界チャンピオンになると信じています」

※タイトル戦に向けてのレポ、平良達郎の全試合振り返り、日本人選手のUFC世界王座挑戦の歴史、Road to UFC特集が掲載されたFight&Life#114は23日(木)より発売中です。

■視聴方法(予定)
5月10日(日・日本時間)
午前6時00分~UFC FIGHT PASS
午前5時45分~U-NEXT

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