【PFL2019#10】ブラダボーイ=レイ・クーパー3世がボディを打ち抜き、ウェルター級王者に!!!!!
<ウェルター級決勝/5分5R>
レイ・クーパー3世(米国)
Def.2R2分56秒by TKO
デビッド・ミショー(米国)
いきなり飛びヒザを狙ったミショー、その着地にパンチを合わせようとしたクーパーは、ダブルレッグからボディロックテイクダウンを狙う。ケージを背にして耐えるミショーはシングルレッグも防ぐ。ヒザ蹴りを腹に2発受けたミショーが、引き込むように下になる。背中をマットにつけたミショーにパウンドを入れる。ミショーはクォーターガードからバタフライガードに。左足を抜いたクーパーが肩固めを狙う。ミショーは2度に渡り、この試みを潰すが、起き上ることはできず3度目の肩固めを耐えながらタイムを迎え初回を失った。
2R開始直後のレスリング&スクランブルから離れた両者。右オーバーハンドを振るって姿勢を乱したミショーをクーパーががぶる。距離ができると踏み込んでフックを当てたミショーが、首相撲からヒザをボディ、顔面に突き上げる。さらにダーティボクシングでパンチを被弾して動きが止まる場面もあったクーパーは、シングルレッグからバックに回り、正面を向いてテイクダウンを決める。ピンチを脱したクーパーは、スタンドに戻るとヒザ蹴りを狙ったミショーに対し、左ボディショットを打ち込む。
この一発で崩れ落ちたミショーに、クーパーがパウンドを連打し勝負を決めた。昨年は準優勝に終わり、今年もレギュラーシーズン初戦でKO負けを喫するなど厳しい時間を経験したクーパーが、この1年を振り返るようなピンチを脱してのKO劇でウェルター級世界王者に。ブラダボーイは会場にいる一族に礼を述べると「両者がKOを狙う。これがリアルファイト。デビットを尊敬している。皆、ありがとう」と話し、母モニカにレイを首から掛けられ抱き合った。