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【PFL2019#10】ヘビー級世界王者は──ロショルトをパウンドアウトしたロシアのアリ・イサエフに

<ヘビー級決勝/5分5R>
アリ・イサエフ(ロシア)
Def.4R4分09秒by TKO
ジャレット・ロショルト(米国)

右ローを蹴ったロショルトに対し、イサエフが後ろ回し蹴りを見える。ロショルトが右を伸ばすと、イサエフは一気にダブルレッグでテイクダウンを決め袈裟固めからネッククランクで抑える。右腕を差し伸ばしロールするように逃れたロショルトがスタンドに戻り、ケージにイサエフを押し込む。体を入れ替えたダブルレッグを決めたイサエフは、右腕を差して立ち上がったロショルトのバックに回る。ロショルトもすぐに胸を合わせる。離れるとイサエフが2度、後ろ回し蹴りを見せて左ロー、ロショルトの左フックにダブルレッグを合わせたイサエフはギロチンに捕えられたままタイムアップを迎えた。

2R開始直後にもスピニングバックキックを繰り出したイサエフは、テイクダウン狙いを潰されてマットに手をついているロショルトの顔面を蹴りに。これは空振りとなったが、狙っていたにしても、勢いで蹴ってしまったにしても悪質だ。直後にスクランブルからダブルレッグでロショルトを肩に担いだイサエフが、豪快にテイクダウンを決める。

イサエフはハーフで抑えて細かいパンチを入れ、左腕を差して立ち上がろうとするロショルトを潰す。このまま残り1分40秒が経過し、ラウンドが終わった。

3Rもまず後ろ回し蹴りを繰り出したイサエフは、ロショルトの左右のフックに左フックを当て一旦離れると、ダブルレッグを決める。潜ってスイープ狙いのロショルトは、殴られながらスクランブルに持ち込み、距離を取り直す。すぐに組んでイサエフをケージに押し込んだロショルトは、細かいパンチをいれ時間が過ぎる。残り70秒でイサエフが体を入れ替えるも、レフェリーがブレイクを命じる。疲れが見えるイサエフだが、右をヒットさせる。ここから四つ組のクリンチ戦となりタイムとなった。

4R、ロショルトが左フック、イサエフはここでも後ろ回し蹴りを見せる。とはいえ、この動き以外は手数がめっきり減ったイサエフは、ロショルトのテイクダウン狙いに対してケージを背負って耐えることに集中する。この間、ボディにヒザを入れるイサエフは、ロショルトが離れてすぐに組みに来ると、体を入れ替えてテイクダウンに成功する。

残り2分、ハーフでトップを取ったイサエフは左の勢いのあるパンチ、鉄槌を振り落とす。引き続き、パンチを入れるイサエフは、手応えのある一発でロショルトが顔を背けると、一気にギアを上げてパンチを連打する。イサエフが立ち上がって拳を振り落とすと、全く動かずペンチを被弾するロショルトを見てレフェリーが試合を止めた。


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