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【Bellator236】ダウンを喫したストラッサー、ジャクソンにフルマークの判定負け──自分は出せたか?!

<ウェルター級/5分3R>
ジェイソン・ジャクソン(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ストラッサー起一(日本)

フライング気味に前に出てきたジャクソンが、左ハイを見せる。ワンツーで前に出たストラッサーがローを繰り出し、ケージの前で足を使うも右ストレートを被弾してダウンする。スタンドで待ち受けたジャクソンはテイクダウン狙いを切って、右を入れる。ストラッサーは下がらないが、左オーバーハンドを受けそうになる。シングルレッグでテイクダウンを奪ったストラッサーはバックに回り両足をフック。

ワンフックとしたストラッサーは右で絞めを狙う。左の手首を掴んで、クラッチを組ませず胸を合わせたジャクソンに対し、ストラッサーがキムラを極めに掛かる。上下を入れかえながら腕を抜いたジャクソンはスタンドへ。残り1分、右アッパーを被弾したストラッサーは組みへ。しかし、ジャクソンは逆にケージにストラッサーを押し込むや、ダブルレッグから肩に担いでスラムへ。そのままサイドで抑えたジャクソンが初回を取った。

2Rも出るのが早く、レフェリーに制されたジャクソンは右オーバーハンドを繰り出す。しっかりと見たストラッサーが左を伸ばす。ワンツーにも右を被弾したストラッサーはシングルを切られても右ローでジャクソンの姿勢を大きく崩す。ジャブを打ち合う両者、ジャクソンは疲れてきたか。そのジャクソンは左ジャブを力強く打ち込み、ストラッサーが左ボディフックを決める。その刹那、左フックを振るったジャクソンはアッパーを効かせる。と、ここでストラッサーはテイクダウンから引きこみを見せてしまう。

当然のようにスタンドで待ち受けるジャクソンは、スイッチしたストラッサーの左をかわし、右ハイを放っていく。続いて右ストレートをヒットさせたジャクソンに対し、ストラッサーは殴られても前に出て残り40秒でボディロックからテイクダウンに出る。これもスリップしたかすかされるように下に。スタンドで待ちうけるジャクソンが、2Rも取った。

最終回、ジャクソンがポイントでは有利だが、グラウンドにいかないのは疲れたくないため。まだ逆転の目はあるストラッサーは、ハグから最後の5分に向かった。最初のシングルを切られ、ガードを取ったストラッサー。ジャクソンは立って距離を取る。ブレイクでスタンドに戻ったストラッサーは、ジャブをかわし左を伸ばす。ジャクソンも左ジャブを当て、シングルレッグを切る。右ハイをブロックするが、上体が持って行かれそうになったストラッサーは、右フックを繰り出した時に左フックを被弾する。

スイッチし右を伸ばすストラッサー、ラウンド中盤を過ぎジャクソンは足を使うようになる。ジャクソンはローに右を合わせ、ワンツー。さらにローにボディを入れ、クリンチを誘い込むようにしてケージにストラッサーを押し込む。苦しい状態でギロチンを仕掛けてガードを取ったストラッサーは、残り45秒の多くで背中をマットにつけ過ごすことに。最後の10秒でスタンドに戻ったストラッサーはヒザ蹴りに組みついていったが、逆に投げられてタイムアップを迎えた。

バック奪取、キムラという加点もあったストラッサーだが、ダウンを喫し、スラムでも投げられフルマークの判定負けを喫した。ジャクソンの強さを認めたように笑顔も浮かべるストラッサー──、やり切ることはできたのか……これでベラトール連敗となった。


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