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【Grachan42✖Gladiator011】松場貴志とGrandフライ級王座決定戦。NavE─01─「自信が確信に」

NavE【写真】グラジエイターの王者として松場との新設されるGrandフライ級王座決定戦に臨むNavE (C)MMAPLANET

22日(日)に東京都大田区の大田区産業プラザPIOで開催されるGRACHAN42 X GLADIATOR11で、GRANDフライ級王座を賭けてNavEが松場貴志と対戦する。

三重県名張市在住、グラジエイター・フライ級王者NavEと、グラチャン・フライ級チャンピオン松場。この対戦が決まった際に、松場がかなり理解に苦しむ日本語で、NavEを挑発。「あんな変人ではなかった」というNavEは7月にパンクラスで一本勝ちして以来の試合とある。

かつて主戦場にしていたパンクラスにグラジエイターの王者として挑んだ7月の中村龍之戦、その前の主戦場でのドローを経て成長した姿を見せたNavEに、この間に得た経験や自信について尋ねた。


──22日にGrandフライ級王座を賭けて松場貴志選手と戦います。この試合が発表された時に、松葉選手に意気込みをもらったのですが、かなりイッてしまっているコメントで正直、驚かされました。

「う~ん、僕のなかではあんな変な人ではなかったのですが……。どうしてしまったんでしょうね」

──盛り上げようと思ってやってくれたことでしょうが、方向性が間違っているというか……。

「僕も読ませていただいたのですが、何を言っているのかよく分からなかったですね。きっと一生懸命考えたけど、空回りしてしまったんでしょうね。

会場で会って話すと、あんな感じじゃないですし。そういうことを言うと営業妨害になってしまいますけどね(笑)」

──以前、聞き手の自分が能力不足だと言われたことがありました(笑)。

「本当ですか(笑)。いつから、そんな人間になってしまったんでしょうかね」

──ただ、あそこのコメントで松場選手とNavE選手が10年前に戦っていたということを知りました。

「あぁ、あれは僕のなかで黒歴史なんです。あの頃はまるで格闘技のことが分かっていなくて、チャレンジしてみたら今でいう地下格の部類の試合で……。僕はちゃんとMMAをやっていきたいので、あのことは触れたくなくてアマチュアの試合という風にこれまで受け答えしてきたのを……松場選手がバラしてくれて……(苦笑)」

──なるほど、過去でなく今どのようにMMAと向き合っているかだと思いますが、松場選手が要らぬ一言を発したわけですね。

「正直、『うわぁ』と思いました。だからもうSNSで反撃させてもらったんです(笑)」

──当時の写真をアップして(笑)。そういうなか、このグランドという王座を賭けて、グラチャンのチャンピオンと戦うことについては、グラジエイターの王者として、どのように捉えていますか。

「う~ん……実は松場君とは会場で会うと話す仲で。『またいつの日か、2人が名前を挙げてRIZINのような舞台で再戦できると良いね』って話したことがあったんです。そうしたら数カ月後に、戦うことになったんです(笑)。

松場君がどこの選手で、どこのチャンピオンでもどうでも良いです。僕はグラジエイターのチャンピオンでグラジエイターを背負っているので。そこは櫻井代表の顔に泥を塗ることはできないです。ベルトを手にしてから、自分だけの試合ではないと思っています。チャンピオンとしての責任があると思って毎回、戦っています」

──その責任ある試合、今年の初戦は4月で韓国のパク・スワンとドローという結果に終わってしまいました。

「なんですかね……あの試合はチャンピオンになって初めての試合で、僕自身『何してんのや、これ』みたいな感じでした。フワフワして、試合後も全然疲れていないし。あの大会はチャンピオンが韓国人と戦ってドロー、ドロー、負けという結果に終わってしまって……。

相手は戦績は少ないですが、強い選手でした。それにしても、勝てるはずの試合だったんです。ああいう感じになったのは初めですね。見えないプレッシャーだったんでしょうね。体調も悪くないし、緊張もしていない。でも、出し切れずに2Rが終わってしまいました」

──あの試合があったことで学べることはありましたか。

「なんていうんですかね……チャンピオンの重み、プレッシャーを感じることがあるんだと分かって、7月のパンクラスではもう一つ上の気持ちを作っていかないとアカンという勉強になりました。そこを経て7月の試合から、メンタルが強くなったと思います」

──7月21日の中村龍之戦、3年振りのパンクラス出場でした。

「グラジエイターのチャンピオンが他の団体に出て、立て続けに負けているという印象があって、自分だけでもちゃんと勝たなあかんという気持ちではいました。

もともとグラジエイターは新体制の第1回大会の時からオファーをくれていて、でもパンクラスの試合が決まっていたので和歌山の旗揚げ戦は出ていないんです。それで若松佑弥選手にKO負けしたのですが、第2回大会でも声をかけていただきました。こういうことを言うとアレなんですが、条件も良かったですし、勝つとより良い条件を提示してもらえました」

──大切なことだと思います。

「はっぱり、そういう風に期待してもらえるとグラジエイターで頑張りたいという気持ちになりました。チャンピオンになって、このタイミングでパンクラスに出ることになり、相手がきなりランカーだったのですが、負けられないという気持ち以上にコレを勝てればオイシイなという想いの方が強かったですね。

この間、韓国、グラジエイターで戦い、練習する場所も増えましたし、自信を持って試合に臨むことができていたので」

──そしてRNCで一本勝ちしたことで、また得られるものがあったのではないですか。

「やっぱりデキるなという確信を持てましたね。以前は『アカンかな』って思って戦っていたんです。でも7月はパンクラスのランカーでも『イケるな』って思って臨んだので……出し切れて良かったです。自信が確信に変わると言うか、地方におってももう関係ないって思えるようになりましたね」

<この項、続く>

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