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【SEA Games】ラカイのオルシムがキック69キロ級で優勝。サクレッグとイニオンは、今夜のファイナルへ

Kick69kg【写真】ラカイ勢はオルシムに続き、キック3階級制覇なるか。またラカイ総帥のマーク・サンジャオはナショナルチームのコーチも務めている (C)TEAM LAKAY

11月30日(土・現地時間)から明日12月11日(水・同)までフィリピン・ルソン島の16の都市で開催中のSEA Games(Southeast Asian Games=東南アジア競技大会)2019 PH。

9日(月・同)にはメトロマニラ・パサイのクネタ・アストロドームで実施中されているキックボクシングで、ローキック有り69キロ級決勝に出場したチーム・ラカイ所属のONEウォリアー・アスリート=ジェリー・オルシムが、タイのクリミン・サラユを倒し金メダルを獲得した。


また同門のジアン・クラウド・サグレッグが63.5キロ級、女子でもジナ・イニオンが女子55キロ級の今夜、同会場で決勝を戦うこととなっている。

そのキックボクシングではローキック有りの60キロ級ではBrave CFファイターのレックス・デララ、ロー無しのフルコンタクト・キックボクシング57キロ級に出場したルエル・カタランは揃って準々決勝で敗れメダルを逃している。

ルエルの実兄でONE世界ストロー級タイトル・コンテンダーのレネ・カタランはコンバットサンボ57 級決勝でインドネシアのファジャールに敗れ、2連覇はならず銀メダル獲得に終わった。同じくコンバットレスリングでは74キロ級にエントリーしたマーク・ストリーグルが74キロ級決勝でシンガポールのジャスワント・シンを下し、東南アジアの頂点に立っている。

ムエタイではオルシムの妹で同じくウォリアーシリーズ配下のジェネリン・オルシムが、女子54キロ級の決勝でベトナム人選手に敗れ銀メダルに。SEAゲームス自体でもベトナムはフィリピンに続く数のメダルを獲得しており、スポーツイベントで結果の残すことを重視する共産主義国家らしく、メダリストを量産している。

なおフィリピンのブラジリアン柔術界の大御所ジョン・バイロンは寝技のない柔道=ウズベキスタンの国技クラッシュの81キロ級に挑んだが、予選ラウンドを3敗で終え上位進出を逃している。

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