【ONE105】ボカン・マスンヤネが完全なるバック・コントロール、澤田龍人はONE初黒星を喫す
<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ボカン・マスンヤネ(南アフリカ)
Def. 3-0
澤田龍人(日本)
サウスポーのマスンヤネに対し、右ローと左ジャブを放つ澤田。マスンヤネの左ジャブが澤田の顔面を捉える。中に入ってきたところに、右エルボーを合わせる澤田。ここでバッティングがあり、試合は一時中断となる。再開後、距離を詰めるに対して左ジャブを当てた澤田が、続いて右ショートもヒットさせる。組みの展開でも、相手をコントロールする澤田。パンチの展開から投げを打った澤田だったが、マスンヤネにバックを奪われてしまう。バックからヒザを繰り出すマスンヤネの顔面へ、澤田は左ヒジ。相手の右腕を抱えるが、体勢を入れ替えることはできない。マスンヤネは澤田を一瞬リフトアップするも、投げは見せない。マスンヤネがケージ際でバックをキープしつつ、バックマウントを狙いながらファーストラウンドを終えた。
2R、澤田が左ミドル。マスンヤネはスイッチしながらパンチを繰り出す。澤田のフックをブロックしながら、左ジャブを当てるマスンヤネ、さらに左ハイを見せる。澤田はショートのフックからヒザ、対するマスンヤネは組み付き、またもバックに回る。ケージ際でバックをキープしながらヒザを打つマスンヤネ。ここでスタンドに戻ると、澤田がパンチのラッシュ、ボディにもパンチを当てる。マスンヤネが組んでくるとカウンターで投げを放つ澤田だったが、ここでもマスンヤネがバックへ。体勢を入れ替えた澤田はガードポジションをとる。澤田の顔面へパンチとヒジを落とすマスンヤネだが、澤田もクリーンヒットは防ぎ、2R終了のゴングを聞いた。
最終ラウンド、マスンヤネの左ジャブがヒット。澤田の右ショートは空を切った。マスンヤネの前蹴りに対し、澤田の左ジャブが当たり、そこから澤田がパンチでマスンヤネをケージ際に追い込む。しかしサークリングしたマスンヤネが組み付き、またもバックへ。澤田はガードポジションに。マスンヤネがバックを狙った瞬間。立ち上がろうとした澤田だったが、マスンヤネがまたもバックを奪う。澤田はマスンヤネの右腕を抱えてアームロックを狙うも、マスンヤネはバックをキープし続ける。残り40秒のところで、レフェリーがブレイクをかける。スタンドに戻り、パンチとヒジで前に出る澤田に対して、マスンヤネがかわし切って終えた。
判定は3-0でマスンヤネ。澤田はONEでの初黒星を喫した。対してバックスープレックスを使えないマスンヤネだが、バックコントロールでONE初勝利を挙げた。