【All Japan NO-GI JJC】岩本健汰、まずはライト級で優勝。フェザー級は小野隆史&LFは吉竹哲也
【写真】まずはライト級で岩本が他の選手とは一線を画す存在感を示した(C)SATOSHI NARITA
11月30日(土)、東京都墨田区の墨田区総合体育館でJBJJF主催の全日本ノーギ選手権が開催された。茶・黒帯ルールが適用されるもっともハイレベルなアダルト・エキスパートクラスからライトフェザー級、フェザー級、そしてライト級の模様を紹介したい。
【ライトフェザー級】
5名が参戦した本階級を制したのは、ねわざワールド小江戸所属の吉竹哲也。初戦で長谷佑馬(10th Planet)を5-2で破った吉竹は、2回戦で坂本純(トライフォース)から1分31秒、チョークを奪って決勝進出。
決勝では、江崎壽(パラエストラ札幌)をアドバンテージ4-0で下した米倉大貴(IGLOO)と対戦し、パスのアドバンテージなどを重ねた吉竹がP0-0、A2-0で接戦を制した。
【フェザー級】
6人トーナメントのフェザー級、決勝は横山大鋳(パラエストラ渋谷)と小野隆史(FREEDOM@OZ)の対戦に。横山は初戦で松本大輔(X-TREME EBINA)から16-2、準決勝で竹浦正起(カルペディアム三田)からアドバンテージ1差で勝利。
対する小野は初戦で村元宏基(ノヴァウニオン・ジャパン)を4-0、準決勝で平尾悠人(エクストリーム柔術アカデミー)を4-2で下して決勝へ進んだ。試合はアドバンテージ4-0で横山優勢の残り1分、小野がスイープに成功し、そのまま逃げ切った小野が2-0で優勝を手にした。
【ライト級】
最多12人がエントリーしたライト級は、今年のADCC66キロ級出場の岩本健汰(IGLOO)が優勝候補として注目を集めた。岩本は初戦がシード、2回戦では恒村俊範(Me, We)を4分31秒、腕十字で下し、準決勝では高橋昌嗣(トライフォース)からチョークこそ奪えなかったものの、スイープ、バックテイクとポジショニングで圧倒し、6-0で決勝進出を決めた。
もう一方のブロックは、岩本と同じく紫帯の鹿志村仁之介(ストライプル茨城)が初戦で小沼功治(パラエストラ東京)から2分10秒、ダースチョークを極めて一本勝ち。2回戦では鈴木真(カルペディエム)を終了間際のタックルで退けて勝利し、準決勝では土屋大喜(トライフォース)相手にまたもダースチョークを極めて決勝へ。
岩本、鹿志村は8月の全日本選手権紫帯ライト級決勝で対戦済み、その際は岩本が4-0で勝利しているが、今回は岩本がダブルガードで上を取ってアドバンテージを先取すると、腕十字の仕掛けからトップを奪ってポイントを加算。足関節を警戒してか鹿志村が攻めあぐねる中でタイムアップとなり、2-0で岩本がライト級を制した。
■ 第8回全日本ノーギ柔術選手権 アダルト・エキスパートクラスリザルト
【ライトフェザー級】
優勝 吉竹哲也(ねわざワールド小江戸)
準優勝 米倉大貴(IGLOO)
3位 坂本純(トライフォース柔術アカデミー)、江崎壽(パラエストラ札幌)
【フェザー級】
優勝 小野隆史(FREEDOM@OZ)
準優勝 横山大鋳(パラエストラ渋谷)
3位 竹浦正起(カルペディエム三田)、平尾悠人(エクストリーム柔術アカデミー)
【ライト級】
優勝 岩本健汰(IGLOO)
準優勝 鹿志村仁之介(ストライプル茨城)
3位 高橋昌嗣(トライフォース柔術アカデミー)、土屋大喜(トライフォース柔術アカデミー)