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【UFN164】ショーグン、2R&3Rで挽回したかと思いきや──1-1でポール・クレイグと痛み分け

<ライトヘビー級/5分3R>
マウリシオ・ショーグン(ブラジル)
Draw.1-1:29-28.28-29.28-28
ポール・クレイグ(英国)

まず左ミドルを蹴ったクレイグがロー、続いて後ろ回し蹴りを繰り出す。ショーグンは前進に右を合わせていき、組み合いに、ウィザード&パンチを入れるクレイグに対し、ショーグンはヒザを入れてケージに押し込む。ショーグンは離れると、クレイグは再び後ろ回し蹴りを見せる。3度目の回転系の動きに組んでいったショーグンは、がぶられヒザをもらう。ケージに詰まってパンチを被弾するショーグンはガードを固め、時折りフックを振るう。

クレイグはレベルチェンジし、ダブルレッグへ。左腕を差してきたクレイグから離れたショーグンだったが、前蹴り&右ミドルを蹴られる。ショーグンは組んでボディロック、すぐに離れ左フックを当てる。クレイグは間合いを外して左フック、ショーグンのワンツーは空振りに。それでケージを背負ったクレイグにパンチを放っていったが組みつかれて初回が終わった。

2R、前に出てくるショーグンにリードエルボーを放ったクレイグが右ローを入れる。さらに左ジャブを当て、ショーグンも左を返す。ミドルをキャッチしてショーグンが右を打つとクレイグは引き込む。パウンド、鉄槌を連打し足を一本抜いたショーグンに、サンパウロのファンが大声援を送る。クレイグはクローズドガードから、オープンにし腰を蹴っていく。ショーグンは担ぎパスを仕掛けるもクレイグがフルガードに戻す。飛び込んでパンチを落とそうとしたショーグンのトライは不発に。クレイグもオモプラッタを防がれる。立ってローを蹴り、飛び込んで殴る機会をうかがうショーグンが、その飛び込みでハーフへ。足を戻したクレイグがガードから鉄槌を打ちこみ、タイムアップ。

最終回、慎重な姿勢のなかでクレイグは後ろ回し蹴り。ショーグンは左フックで前に出て右を当てる。右アッパーを返したクレイグがローからハイを狙い、続くダブルレッグから引き込むようにガードを取る。ここで下を選択したクレイグの真意は不明だが、スイープを狙う。ショーグンは耐えて足を一本抜くが、すぐに戻される。2Rと同じように立ち上がり、飛び込んでパンチを打っていくショーグン。パンチをもらわず、ガードにクレイグが入れる展開が繰り返される。

残り1分、ガードを取り続けるクレイグと、効果的なパンチを落とせないショーグン。最後の20秒で立ち上がったクレイグに右を当てたショーグンだが、直後にテイクダウンを奪われる。サイドで抑えたクレイグだが、2Rと3Rを落とした可能性は十分にある。結果は1-1のドローとなった。

「最後の2つは僕が取ったと思った」というショーグン。その言葉通り、2Rか3Rをクレイグにつけたジャッジは不可解だし、初回も2Pを失うほどではなかった。


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