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【UFC283】マウリシオ・ショーグン、初回TKO負けで21年のキャリアに幕を閉じる……

<ライトヘビー級/5分3R>
イホール・ポティエリア(ウクライナ)
Def.1R4分05秒by TKO
マウリシオ・ショーグン(ブラジル)

41歳、ショーグンのラストマッチ。大歓声の後押しを受けるショーグンは、サウスポーのポティエリアに対し左手伸ばした構えを取る。右ローを蹴ったショーグンが、続いてミドルを蹴っていく。さらに右ローを続けて、右ストレートへ。ポティエリアは左ストレート、左ローを返す。距離を詰めて左フックをヒットさえたショーグンは、近い距離の打ち合いも果敢に応じる。

前に出たショーグンの組みに対し、ポティエリアは回って離れて中央を取る。ローの蹴り合いから組んだポティエリアは、姿勢を乱したショーグンに突進していく。ケージを背負ったショーグンは左をかわすが、クリンチで押し込まれる。残り90秒で離れた両者、ショーグンが綺麗に右ローを決めるが、右フックを側頭部に受けて動きが止まる。組んで崩し、バックを伺いつつ近距離でパンチを連打したポティエリア。下がりながら左を2発被弾し、ケージの前から前方に崩れたショーグンはパウンドの連打で――キャリアの幕を閉じた。

勝者はヒザをついてショーグンに経緯を払い、「この試合で準備してきたことが、そのまま出せた。ウクライナ、アイラブユー」と勝者は話した。そして温かいスタンディングオベーションに包まれたショーグンは「最初に皆、勝てなくてゴメン。21年のキャリをここで終える。UFCでは16年間戦ってきた。UFCファンの皆、ダナ、ロレンツォ、この間ずっとありがとう」と語り、we will rock youで送られオクタゴンを後にした。


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