【Pancrase310】曹が八田の下攻めを凌ぎ最後はヒザ蹴りでKO。体重オーバーが至極、残念
【写真】非常に良い試合をしただけに、体重を落とせなかったことが残念だ(C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET
<53.5キロ契約/5分3R>
曹竜也(日本)
Def.3R4分34秒by TKO
八田亮(日本)
曹の計量失敗で契約体重となった一戦。曹が前蹴り、八田が右ハイを放つ。曹が右リードを届かせ、八田が低い姿勢でシングルを仕掛けテイクダウンを奪う。即マウントを取った八田に対し、曹はロールを続けて胸を合わせてトップへ。頭を胸につけヒジを引き寄せよせて取らせない曹だが、自分も攻撃ができない。八田はハイガード、頭を抜いた曹が立ち合ってロー。シングル狙いを切る。レフェリーがブレイクを命じ、八田がスタンドに戻される。
残り90秒、八田が右をヒット。さらに曹の前進に左を合わせた八田が組んで引き込み、ハーガードへ。曹は鉄槌を落としたが、初回は八田のラウンドとなった。
2R、曹は右を当て、八田はテイクダウン狙いから引き込む。察知してハーフを取った曹に対し、矢継ぎ早に八田がスイープを仕掛ける。返されず上をキープした曹はワキ腹、顔面に左を打っていく。ワキ腹&頭のコンビで殴る曹は、残り2分を切ってもスイープを潰し、スクランブルにも持ち込ませない。ケージに八田を押し込み、左から右を打った曹は足を戻されると立ち上がる。残り30秒、レフェリーの支持で八田はスタンドへ。右を当てた八田だが、前方に姿勢を乱し曹がバックに回り崩したところで2Rが終わり──曹が取り返した。
最終回開始直後にテイクダウンを決めた八田。曹がブリッジから上を取り、八田のスイープ狙いを潰す。ブレイクでスタンドに戻るも、すぐに八田が組んでガードへ。シングルを切った曹はサイドに回ってエルボー&パンチを見せる。足を戻しつつシングル、引き込む八田を殴る曹は、スイープを許さず、フルネルソン&ネッククランクを狙う。ここは八田が耐えてシッティングへ、そこにアッパーを入れ、パンチをまとめた曹がバックに回る。巻き込んだ八田に対し、絞めを利してトップをキープした曹は三角狙いに頭を抜いてパンチを集中させる。
レフェリーが試合を止めてもおかしくない状態になった八田だが、亀からガードを取り直す。曹は立ち上がりロー、残り50秒でブレイクがかかる。スタンドで思い切り右を振るった八田だが、曹がパンチを纏めるとヒザの直撃を受けてキャンバスに沈み──勝負を決した。