【Pancrase310】修斗世界2位の石井を跳びヒザで完全KOした瀧澤「強いヤツをどんどん倒す」
【写真】ポイントをリードし、フィニッシュしかない石井に跳びヒザを決めた瀧澤。完勝だった(C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET
<バンタム級/5分3R>
瀧澤謙太(日本)
Def.3R1分59秒 by TKO
石井逸人(日本)
すぐに距離を詰めに行った石井、瀧澤が回って間合いを取る。ローに対し、今度は石井が距離を取り直す。瀧澤は腹への蹴りを見せ、ローへ。石井はジャブを見せる。瀧澤は後ろ回し蹴り、左を伸ばし左ボディを打つ。足払いで尻もちをつかせた石井は、攻め急がず前蹴り、ハイをかわして前蹴りを繰り出す。瀧澤は左フック、後ろ回し蹴り、左ハイ、そして右ハイを見せる。左ミドルを蹴り合うと、瀧澤は左アッパーを当てる。直後にシングルで組んだ石井は、テイクダウンは取れず右を当てて離れる。
瀧澤は左ミドルを蹴り、石井が右オーバーハンドを繰り出す。瀧澤の回転系の蹴りを食わずに右を返した石井はサークリングを巧みに使ったが、手数で劣り3票を失った。
2R、ローから左ハイを放った瀧澤。石井は左を見せて左ミドルを狙う。組みからパンチを繰り返す石井は、組み勝てず跳びヒザ、左ボディフックを被弾する。左ハイの後に右を返した石井は、左ボディフックを受けて組みつくがエルボーを連打されヒザを着く。尻もち状態の石井を殴る瀧澤。石井はXガード的な動きにも殴られ下で厳しい局面に、それでも潜って立ち上がった石井だったが、瀧澤はスタンドに戻ることは問題ない。若干攻め疲れの感もあった瀧澤だが、この回もジャッジ3者の支持を得た。
最終回、組みからパンチの石井に対し、瀧澤は右を受けて右を返す。後ろ回し蹴りをボディに入れた瀧澤は左ハイ、石井が右から左を伸ばす。石井の飛び込みに跳び右ヒザを合わせた瀧澤が、完勝といってもおかしくない勝利を挙げた。
「日本、バンタム級が盛り上がっていますが、僕も強いヤツをどんどん倒していって、日本を盛り上げていきたいと思います」と勝者は話した。