【Shooto Okinawa02】沖縄の成長と可能性が感じられたTHE SHOOTO OKINAWA vol.02
【写真】梶川の粘り、逆転に賭ける気迫も相まって好勝負だったメインを仲宗根はパウンドで締めた(C)MMAPLANET
3日(日)、沖縄県沖縄市のミュージックタウン音市場でプロ修斗公式戦「THE SHOOTO OKINAWA vol.02 」が開催された。
松根良太率いるThe パラエストラ沖縄が主催する沖縄で2度目のプロ修斗公式戦は、初めてケージが使用され沖縄✖内地決戦で大いに盛り上がった。
メイン登場の仲宗根武蔵は、初回に梶川卓からダウンを奪うも巧みなグラウンドの仕掛けで仕留めきれない。それでもテイクダウンを中心に攻勢だった仲宗根が最終回にバックから鉄槌やエルボー、パウンドを連打しTKO勝ちを決めた。
セミに出場したGladiatorライトフライ級チャンピオンの宮城友一が、ヒザを効かせ投げを潰してバック奪取。そのまま両足をフックしRNCを極めて大里洋志を破った。
そのグラジエイターに連続出場中だったWardogフライ級王者の大翔は、平良達郎との17歳✖19歳対決に臨んだ。序盤は右を振ってシングルというダイナミックの動きをみせていた大翔だが、ローを転がされると下になり平良の容赦のないパウンドで攻め込まれる。
最後はバックマウントからのパウンドでTKOとなった。なお、勝者は大会MVPとして賞金20万円を獲得している。
この他、仲宗根や平良とThe パラエストラ沖縄の同門で2017年のプロ修斗新人王の旭那拳はRNCで石原慎之介を破り、病床の母に勝利のエールを送った。
またストロー級新人王トーナメント決勝戦では、パンクラス殿堂入り=砂辺光久率いるCROSS X LINE所属の当真佳直が腕十字で一本勝ちし新人王に。
パンクラス愛に満ち溢れた師匠を持つファイターの新人王獲得。
時代の流れと沖縄の成長及び、これからの可能性を象徴しているかのような当真の新人層獲得だった。
なお、網膜剥離で修斗を離れて14年、愛息・修斗君の「お父さんの試合が見たい」という言葉をうけケージに戻ってきた西岡裕が浅利孝政に判定勝ち。過酷な減量を支えた奥方、モチベーションを与えてくれた息子・修斗君に礼を述べ、現役続行を宣言した。
大会終了後、沖縄✖内地決戦、6勝2敗と勝ち越した沖縄勢の成長、発展の要となる松根は来年もケージで同大会を開催することを明らかとした。
■ THE SHOOTO OKINAWA vol.02試合結果
<フライ級/5分3R>
仲宗根武蔵(日本)
Def.3R2分29秒by TKO
梶川卓(日本)
<フライ級/5分3R>
宮城友一(日本)
Def.1R4分59秒by RNC
大里洋志(日本)
<フライ級/5分2R>
平良達郎(日本)
Def.1R2分18秒by TKO
大翔(日本)
<バンタム級/5分2R>
西岡裕(日本)
Def.2-0:20-18.20-18.19-19
浅利考政(日本)
<ストロー級/5分2R>
旭那拳(日本)
Def.1R3分49秒by RNC
石原慎之介(米国)
<ストロー級新人王トーナメント決勝戦/5分2R>
当真佳直(日本)
Def.1R4分34秒by 腕十字
木村旬志(日本)
<ライト級/5分2R>
宮路智之(日本)
Def.1R1分28秒by TKO
ジョナタン・バイエス(米国)
<バンタム級/5分2R>
鬼神光司(日本)
Draw 1-0:20-18.19-19.19-19
山城翔(日本)
<フライ級新人王トーナメント準決勝戦/5分2R>
宇田悠斗(日本)
Def.2R2分26秒by RNC
TARKER(日本)
<フライ級新人王トーナメント準決勝戦/5分2R>
津田麗茉(日本)
Draw 1-0:20-18.19-19.19-19
若山達也(日本)
※ドローのため優勢判定2-1で津田が決勝進出
<フライ級/5分2R>
Lyo,o(日本)
Def.2-0:20-18.20-18.19-19
金内サイダー雄哉(日本)