【PFL2019#09】バホーゾ&ニコルソンがアウト、繰り上がったティラーがロショルトに完敗
<ヘビー級準決勝/5分3R>
ジャレッド・ロショルト(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ケルヴィン・ティラー(米国)
試合開始直後に組んだロショルトが、フランシマウ・バホーゾ及びアレックス・ニコルソンが続行不可能で準決勝の舞台に立ったティラーをケージに押し込んでからテイクダウンする。マウントを取り、肩固めを仕掛けたロショルトだが、ティラーがブリッジで防ぎ、足を一本戻す。アメリカーナ狙いのロショルト、準々決勝に続きひたすら我慢のファイトのティラーは二重絡みもそこから先がない。ロショルトのトップキープで初回が終わった。
2R、ロショルトのハイクロッチをギロチンで捕えグラウンドに持ち込んだティラーだが、極め切れずスタンドに戻る。すぐに倒したロショルトが、ハーフからキムラ、そしてアメリカーナを狙う。ここもディフェンスに徹するティラーからマウントを取ったロショルトは、ハーフに戻されてもコントロールを続ける。腕を終始狙うロショルトが、パンチに切り替えるが連打はなくブレイクを命じられてしまう。残り30秒、クリンチからアッパーを繰り出したティラーが組まれてヒザを見せた。
最終回、ティラーが左ハイを見せ、左ジャブを伸ばす。ロショルトも左ジャブを返し、右ヒザを顔面に突き刺す。そのまま首相撲からケージにティラーを押し込み、ハイクロッチへ。バックに回り前方にテイクダウンしたロショルトがマウンを奪う。ハーフに戻したティラー、試合は彼の守備一辺倒ペースに陥り、非常に退屈な展開に。ロショルトはパスを決め上四方、そしてサイドへ。ティラーが足を絡ませると、ロショルトはワキ腹にパンチをコツコツ落とす。
キムラ狙いから、三角絞め、腕十字に移行したティラーだったが、ロショルトが担いで万事休す。サイドで抑えたロショルトが、判定勝ちで決勝に進んだ。一方、準々決勝と準決勝、5R戦ったティラーは全てのラウンドを失い2度の敗北を1日で喫した。