【PFL2019#09】ロシアの完全支配を回避、ジョンソンがグリシン&ユサポフ下しLH級決勝へ
<ライトヘビー級準決勝/5分3R>
ジョーダン・ジョンソン(米国)
Def.3-0:30-26.30-26.29-28
ラシッド・ユサポフ(ロシア)
右ジャブ、関節蹴りを見せるユサポフ。そのジャブに合わせてシングルからバックを狙ったジョンソンだが、ユサポフがすぐに反応して胸を合わせつつ離れる。間合いの測り合いのなかでユサポフが左ストレートを当てる。さらにテイクダウン狙いにも左を打ち込んだユサポフに対し、ジョンソンは出足を鈍らせることなくパンチから組みを何度も狙っていく。そのジョンソンをジャブで突き放そうとするユサポフは、シングルを切って左をうちこむ。
左手が前足に近いが、どうにも組めないジョンソンは左ミドルからショートを放ち組みつく。ヒザ蹴りを入れたジョンソン、離れたユサポフも無理のない打撃戦で初回を終えた。
2R、序盤からユサポフが左フック、鋭い左ミドルを入れジョンソンにテイクダウンを許さない。さらにローから左を当てるユサポフに、ジョンソンも左フックを当てて右ストレートを狙う。そこにカウンターを入れたユサポフが左ミドル。ついに懐深く組みついたジョンソンが、テイクダウンからバックを伺う。ワンフックでユサポフを腹ばいにさせたジョンソンが左のパンチを纏める。ユサポフは立ち上がって胸を合わせると、スクランブルゲームは許さず離れることに成功する。テイクダウンがあったことで、ジョンソンも圧が強まり右をヒット、負け蹴りも決める。対して見る傾向が強まったユサポフは、終盤はめっきり手数が減ってしまった。
最終回、左ハイを当てたユサポフ。さらにヒザ蹴りも入れたが、被弾して良い覚悟のジョンソンがダブルレッグでテイクダウン。両足を束ねて腰をコントロール、バックに回る。クォーターネルソンを仕掛けつつ、パンチに移行したジョンソンは動きが止まったユサポフをワンフックで捕えパンチを入れていく。なんとか前を向いたユサポフが、両手をマットについて立ち上がろうとするも、左脚を制されており尻もちから逆に背中をつけされる。
完全にケージ際でコントロールに入ったジョンソンは、立てないユサポフに右のパンチを続ける。さらにヘッドロックにとって殴れる箇所を殴るようになったジョンソンは、最後の30秒で立ち上がったユサポフを逃さず、サイドバックから勢いをつけたパンチを連打しタイムアップに。
ジョーダン・ジョンソンが準々決勝のマキシム・グリシンに続き、ロシアンを破り決勝進出を決めた。