【PFL2019#09】ペナルティが勝利の決め手?? 三味線??バホーゾがニコルソンから判定勝ち
<ヘビー級準々決勝/5分2R>
フランシマウ・バホーゾ(ブラジル)
Def.3-0:20-17:19-18:19-18
アレックス・ニコルソン(米国)
互いにローを蹴り、バホーゾの右オーバーハンドは空振りに。右ローを蹴ったバホーゾはワンツーを被弾してシングルレッグへ。殴られながらテイクダウンも、すぐにニコルソンが立ち上がる。ここにバホーゾが右をヒットさせると、ニコルソンの動きが一瞬止まる。直後に前進&蹴りに右を受けたニコルソンは、そのままテイクダウンを許すもスクランブルで立ち上がる。
殴り、殴られという荒い展開のなかでバホーゾがテイクダウンを決めるが、左目の周辺をカットし流血に見舞われている。背中を譲って立ち上がったニコルソンは、胸を合わせヒザ蹴りを2発。一発目が思い切り急所に当たり、続く一発を顔面に突き上げ、さらに左ストレートの追い打ちまでかける。
急所を蹴られ体を浮き上がるような衝撃を受けたバホーゾは、痛みに声を挙げる。再開後、シングルレッグに出たバホーゾはこれを切られ──引き込むがニコルソンはスタンドへ戻る。終盤、パンチをまとめたニコルソンが反則絡みながら優位なラウンドとなった。
2R、パンチから左ミドルを蹴ったニコルソン、これが再び急所をかすめダメージが抜け切れていないであろうバホーゾが抗議も含んだような大声で痛みをアピールする。それでも再開に応じたバホーゾは、直後の打撃戦のなかですぐに声を出し、急所を押えてしゃがみ込む。ニコルソンの前蹴りが当たった場所はやや急所の右横であるが、バホーゾとすれば腹も含め痛みは響くはず。
当たっていないとアピールするニコルソンだが、ついにペナルティで1Pを失うことに。リスタート後、フィニッシュ狙いで前に出るニコルソン、すっかり痛みを感じさせないバホーゾが右クロスを打ち込みダウンを奪う。立ち上がったニコルソンのヒザ蹴りにも、ダブルレッグを決めたバホーゾはハーフにしっかりと抑え込む。スクランブルでバックに回られたニコルソンは、横に回転しバホーゾを振り落とすもトップを奪われた状態が続く。
ニコルソンは逆転をなったキムラからストレートアームバーを狙うも、足を制しておらず極めきることはできない。下からのニンジャも防いだバホーゾは、再開後の動きを見ると大した演技力で1Pを得て試合を優位に進め判定勝ちを手にした。