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【PFL2019#09】悔やまれる2R中盤の引き込み、石井慧がゴルソフに判定負け

<ヘビー級準々決勝/5分2R>
デニス・ゴルソフ(ロシア)
Def.2-0:20-18.20-18.19-19
石井慧(クロアチア)

左に回る石井がダブルレッグのフェイクを見せる。左ローを蹴ったゴルソフは左ジャブ、石井がローを放つ。慎重な立ち上がりのなか、ゴルソフは左ロー。石井がシングルレッグを仕掛けると、ゴルソフは尻もちを一旦つくが状態を起こしてスプロールする。石井の背中に乗った状態でゴルソフが停まると、レフェリーがブレイクを命じ残り2分45秒で試合はスタンドに戻った。

右斜め前にステップを踏んで左を当てた石井は直後に組んでケージへ。左腕を差した状態からシングルへ移行、ゴルソフが切ると四つの状態に。ゴルソフは体を入れ替えるが、石井が左の払い腰を決めて、そのままサイドを取る。腰を押し、足を戻したゴルソフはクローズドガードから三角絞めへ。胸を張って頭を引き寄せなかった石井──、本来は極められなかったサブミッションは空振りのパンチと同じだが、どのようにジャッジは評価したか。

2R、初回より圧力を高めるゴルソフが左ジャブ、石井も左ストレートを返す。ゴルソフは前蹴りを見せ、右ハイへ。しっかりと見た石井はガードするが、右ミドルを食う。圧力を感じているか、やや遠い距離の石井はゴルソフの蹴りのレンジにいる。ここから右ストレートを伸ばしたゴルソフが、右前蹴り。打撃の間合いで組みたい石井だったが、残り2分強でシングルを切られて、引き込んでしまう。

立ったままローを繰り返すゴルソフが、左のパンチを狙いつつ足を捌きに。基本、立ちの状態で背中をつけた石井にパンチを落とすゴルソフが、最後の20秒で寝技へ。スクランブルで三角を仕掛けつつ、ガードを取ったゴルソフに対し、石井はスラムで叩きつけた、ここでタイムアップに。

初回は石井、2Rはゴルソフ。タイブレーク判定でゴルソフか……。結果、2-0でゴルソフが石井を下した。石井のPFL挑戦はベスト8で終幕となった。返す返すも2Rの引き込みが悔やまれる石井だった。


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