【写真】この前にパンチを被弾していたがISAOは、スピニングバックフィストを当てジャッジの票をまとめた4Rは大きかった(C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET

＜フェザー級KOPT／5分5R＞
ISAO（日本）
Def.2-1:49-46.49-46.47-48
カイル・アグォン（グアム）

ジャブ、ローで間合いを図る両者。ISAOが左ローを決める。ISAOのローに右をアグォンが合わせる。ワンツーをかわしたISAOがローを蹴り、距離を詰める。すぐに離れると、ISAOが右をカウンターで当てる。さらにステップインに左を入れたISAOが、左ローを蹴る。精度で上回るISAOは左ストレートにも左を打っていく。アグォンが組み、ケージへ。左のエルボーを2つ入れたISAOは、もう一発ヒジを見せて離れる。アグォンも右を当て、関節蹴りへ。ISAOが左ローを蹴ると、飛び込むような左ストレートをアグォンが決める。さらに前進に右ジャブを合わせたアグォン。初回はISAOが2票、アグォンが1票となった。

2R、前足の蹴りに続き、左フックを放ったISAOに対し、組んだアグォンがケージに押し込む。離れたISAOは左に回る。アグォンは左ローを蹴り、ISAOも左ローを蹴り返す。右の相打ちに打ち勝った感のあるISAOが、下がったISAOとの距離を詰める。アグォンも左を当てる。一旦離れたISAOが蹴りとパンチのコンビネーションで前に出る。ISAOのローシングルを切ったアグォンが、細かいパンチを連打。離れたISAOに右ジャブを伸ばすアグォンだが、基本的に蹴りの距離でパンチのレンジ外で両者が向き合う。

そこから踏み込んでパンチ、右ミドルを蹴ったISAOがダブルレッグへ。離れて打撃の間合いに戻り、予想通り一進一退の展開となったがISAOが3票を取った。

3R、ジャブから左を打ち合うと、アグォンが右を当てる。ISAOの左ローに左ストレートを当てたアグォンは、左をよけて右ジャブをヒットさせる。詰めて組んだISAOはスピニングバックフィストも、アグォンは察知する。逆につめたアグォンはシングルレッグへ。体を捻って足を抜いたISAOはワンツーにミドルを返す。そこに右を当てたアグォンは、ワンツーを放つ。組んで右エルボーを入れたISAOが、もう1度ヒジを放つ。離れると、シングルを見せて左を伸ばしたISAO。さらに蹴りから前に出るISAOにアグォンは右フックを当て、まっすぐ飛び込んできたISAOのダブルレッグを切る。アグォンが体を入れ替えて、離れた直後にラウンド終了、ここはアグォンが2票、ISAOが1票を得た。

チャンピオンシップラウンド＝4R、近距離でパンチを交換した両者。ISAOのローで姿勢を乱したアグォンはダブルレッグ、スプロールしたISAOは離れようとしたところでバックへ。ケージ際でウィザードから前方へのテイクダウンを狙ったアグォンは、ダブルレッグにスイッチする。エルボーにもアンクルピックを仕掛けたアグォンだが、ISAOはここも切って、首相撲から間合いを取り直した。

ISAOのローからのパンチに、右のカウンターを当てたアグォン。インパクトのあるパンチを受けたISAOは組んで、ケージに押し込む。残り90秒で離れると、ISAOのスピニングバックフィストがアグォンの顔面を捕える。もう1発は空振りになったが、印象点で明白に上回る攻撃となった。ISAOの左ボディ、アグォンが左を返しタイムアップ。2Rに続き、ISAOがジャッジの票をまとめた。

最終回、フィニッシュが必要なアグォンだが、まずISAOが左ストレート、続いて右フックを当てる。打撃のプレッシャーに下がったアグォンにダブルレッグで組みついたISAOは、しっかりと時間を使う。残り3分40秒、ブレイクが掛かり両者が離れる。ここから右を当てたアグォンに対し、ISAOが右を返す。さらにアグォンの踏み込みに右を迎え撃ったISAOだが、続くステップインには逆にワンツー、もう一発右を被弾し腰が落ちる。

組みにいくがシングルを切られたISAO、アグォンはケージレスリングを選択しテイクダウン狙いへ。ヒザをつかされたISAOはエルボーを頭部に入れ、時間を十分に使う。内股を狙い、スクランブルでエルボーを入れたISAOをアンクルピックで尻もちをつかせたアグォンだが、最後のケージレスリングは明らかにミスチョイスだった。そのままタイムアップとになり、右目を大きく腫らしたISAOはスプリットで王座初防衛に成功した。

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