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【ONE100】公開記者会見 青木真也「皆さんに伝わるメッセージ」。岡見勇信「今の自分が一番強い」

ONE100 PC【写真】会見は2時間以上に渡って行われた(C)MMAPLANET

13 日(日)に東京都墨田君の両国国技館でONE 100「Century」を開催するONE Championshipは、11日から13日にかけて東日本を直撃する可能性のある台風15号に関連し、本日午後1時15分ごろに以下のようなプレスリリースを発信している。

「ONE Centuryという大会名にしたのは、過去100年で最も偉大なマーシャルアーツ・イベントだからだ。28人のチャンピオンが出場し、7つのタイトルマッチが組まれた。1日で2つのワールド・クラスの大会が開かれ、145カ国で中継される。ここに皆と一緒にいることを光栄に思う。どの試合に一番期待しているのかという質問に答えるのが本当にハードなイベントだ」というチャトリ・シットヨートンCEOの挨拶で記者会見は始まり、続いて登壇したOEN JAPAN秦アンディ英之代表が「日本の伝統とONEが融合して、100回大会を起点して未来を創っていく」と力強く宣言。

ここから、ステージに登壇した16名のファイターが以下のように抱負を語った(要約)。

VV vs Huanジェニー・フアン
「東京で戦え、ここにいることにエキサイトして凄く光栄です。日曜日はベストパフォーマンスを見せます」

山口芽生
「100回大会という大きな大会に出場させていただくことは、私にとって凄く大きな意味のあることです。女子の総合格闘技がまだあまり注目されていない時代から続けてきた選手の気持ちを賭けたいです。今回の試合、必ず良い勝ち方をして女子アトム級のベルトにチャレンジさせてもらうように良い試合をします」

Aoki vs Banarioホノリオ・バナリオ
「みんな、こんばんは。東京に来るのは初めてでレジェンドのシンヤ・アオキと戦うことに興奮している」

青木真也
「今はやっぱり、試合が怖くて。ハイ、やりたくないです。でも皆、仕事をしたくなかったり、怖かったりしています。僕たちも格闘技が好きなんですけど、凄く怖いから皆さんと同じようにやっていきます。そのなかで、何か皆さんに伝わるメッセージが残せればと思います」

Okami vs Thaniアギラン・タニ
「レジェンドのオカミがこの試合を受けてくれて感謝している。ありがとう。この機会を与えてくれたONEにも礼を言いたい」

岡見勇信
「アギラン・タニ選手、ONEで育った若くて凄く活きの良い選手だと思います。これからONEを背負っていく人材だと思っています。今、レジェンドなどと言われていますが、そんな気は一切なく、今の自分が最強に強いと思っています。必ずONEのベルトを獲りに行こうと思っています。なのでアギラン・タニに踏みつぶされるつもりは一切ありません。ONEで2試合やってなかなか自分の実力を出せなくて、勝てていないです。ただ、この2試合があったから、今の自分が一番強いと自信を持って言えます。その強さを見に来てください」

Christian vs Dagiザイード・フセイン・アサラナリエフ
「東京のファンの前で戦えてハッピーだ。とても長い間、ハードな準備をしてきた。ベストを尽くして、最高の試合をする」

クリスチャン・リー
「東京で初めて戦うことに、本当にエキサイトしている。そしてONE100回大会に参加できて、本当に光栄だ。姉と一緒に戦えることで、さらに興奮している。対戦相手は本当に危険な相手だ。エディ・アルバレスがケガで戦えず、代役で出場することになったけど、皆に良い試合を見せる。東京でそういう試合ができることを期待している」

DJ vs Kingadダニー・キンガド
「日本で戻ってこられて、人生で最も重要な試合を戦えて嬉しい。フィリピン、チーム・ラカイを代表して、TNTのメインカードで戦う。DJと戦うことは夢が実現することになるけど、僕にもチャンスがあると信じている。DJに勝って、人生最高の思い出としたい」

デメトリウス・ジョンソン
「長い長い間、コーチとキャンプを張っていて。その間、子供の世話をしてくれたワイフに感謝している。ハニー、ありがとう。ONE100の開催、そしてEsportsとの合体の成功に関して、チャトリにおめでとうと言いたい。ダニー・キンガドはノージョークだ」

Bibi vs Kevinケビン・ベリンゴン
「歴史に残るイベントに参加できることを光栄に思う。2度目の日本で、ビビアーノと4度目の試合を戦う。100パーセントの準備をしてきた」

ビビアーノ・フェルナンデス
「いつだって日本に戻ってくることは嬉してしょうがない。2009年に日本でのMMAキャリアをスタートさせた。2011年までにDREAMでフェザー級とバンタム級のチャンピオンになった。古くからの友人がたくさんいる場所に戻ってきた。ブラザーのDJもいる。前の試合のあと、ケガがあって『ドクターからも、すぐに試合はできないと言われている』とチャトリに伝えた。すると彼は『試合より、家族、健康の方が大切だ』と言ってくれた。ONEはアスリートを守ってくる。僕はONEでずっと戦っていく。ケビンとは4度目の対戦だけど、前に進む。100パーセントでなく、300パーセント、1000パーセントの準備をしてきた」

Brandonブランドン・ベラ
「ハロー、コンバンワ。ここにいること、2階級制覇のチャンピオンと戦うことに、とてもエキサイトしている。引退するまでヘビー級チャンピオンのままでいるつもりだ。

そして、ライトヘビー級王座を賭けて最高に尊敬できるオンラ・ンサンと戦う。この試合は僕のマーシャルアーチスト人生で最も大切な試合になる。それはこの尊敬してやまない相手と戦うからだ。日本で戦うという夢が叶った。子供の頃、学校で『イマ、ナンジデスカ?』という言葉を知った。なぜか、この言葉が頭に残った。今、私は『イマ、ナンジデスカ?』と聞かれれば、どう答えるのか分かっている。自分のドリームを積み上げる時がきたんだ」

Nsangオンラ・ンサン
「2度目の来日だけど、日本の人たちの前でまた戦えることを光栄に思う。ブランドンが、このタイトルを狙ってくれて感謝している。10年前、まだ大学生だった頃から彼は僕のアイドルだった。

前回の日本での防衛戦から、6カ月以上ずっと練習してきた。過去最高の相手になることを願っている。そして、皆にこの試合に立ち会ってほしい。僕はONE17、ジャカルタ大会からONEで戦ってきた。2014年のことだ。ONEチャンピオンシップは格闘技の価値を認め、アスリートを尊重してくれる。マーシャルアーツの価値を高める場所、このイベントの一部になれることを誇りに思っている。ONEがMMA、マーシャルアーツの未来を築くと皆に約束する」

Pandaシィォン・ヂィンナン
「東京に戻ってこられて、本当に嬉しい。半年前、アンジェラを私のベルトを獲りに来た。でも私はタイトルを守った。今度は私が彼女をベルトを獲る番よ。たった6カ月前に私は彼女に勝っている。

2本のベルトを肩に掛ける。それを止めることはできない。私には14億の人々が背中を押してくれているから」

Angelaアンジェラ・リー
「今年中に日本に戻ってくることができたことを幸せに感じている。試合について話す前に私の物語をシェアしてほしい。記念すべき、100大会なので。

2016年、高校生の時からONEチャンピオンシップで戦うようになり、全てのプロの試合をONEで経験してきた。ちょっとした旅のようだったわ。ONEチャンピオンシップの皆、皆と一緒にやってきたことが、とても嬉しいわ。山あり谷ありだったけど、皆のおかげでファイターとしてだけでなくて、人として成長することができた。そうして、今を迎えることができている。心の底から皆に感謝しているわ。100回大会のヘッドラインで戦うことは誇りに思っている。今回の試合は、前回とは全く違う試合になるわ。ケガもなく、最高の準備ができたから。こんなに自分を追い込めたことはなかった。自分の全てを出して戦うことができるから、勝てる自信しかない。世界になぜ、私がこの階級のチャンピオンなのかを見せつけるわ」

■ONE100 第1部対戦カード

<ONE世界女子アトム級(※52.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]アンジェラ・リー(米国)
[挑戦者] シィォン・ヂィンナン(中国)

<ONEフライ級(※61.2キロ)ワールドGP決勝/5分3R>
デメトリウス・ジョンソン(米国)
ダニー・キンガド(フィリピン)

<ONEライト級(※77.1キロ)ワールドGP決勝/5分3R>
クリスチャン・リー(米国)
ザイード・フセイン・アサラナリエフ(トルコ)

<キックボクシング女子アトム級/3分3R>
ジャネット・トッド(米国)
エカテリーナ・ヴァンダリエヴァ(ベラルーシ)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
若松佑弥(日本)
キム・デフォン(韓国)

<ムエタイフライ級/3分3R>
サムエー・ガイヤーンハーダオ(タイ)
ダレン・ローラン(フランス)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
岡見勇信(日本)
アギラン・タニ(マレーシア)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹(タイ)
リカ・イシゲ(タイ)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
仙三(日本)
リト・アディワン(フィリピン)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
プー・トー(ミャンマー)
ユン・チャンミン(韓国)

<68キロ契約/5分3R>
スノト(インドネシア)
クォン・ウォンイル(韓国)

■ONE100 第2部対戦カード

<ONE世界ライトヘビー級(※100.01キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]オンラ・ンサン(米国)
[挑戦者]ブランドン・ベラ(米国)

<ONE世界バンタム級(※65.8キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)
[挑戦者]ケビン・ベリンゴン(フィリピン)

<ONE Super Seriesムエタイ世界フライ級選手権試合/3分5R>
[王者]ロッタン・シットムアンノン(タイ)
[挑戦者]ヴァウテウ・ゴンカウベス(ブラジル)

<ONE Super Series キックボクシング・フェザー級ワールドGP決勝/3分5R>
ジョルジオ・ペトロシアン(イタリア)
サミー・サナ(フランス)

<ヘビー級(※120.2キロ) 5分3R>
マウロ・チリリ(イタリア)
アージャン・ブララ(カナダ)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
青木真也(日本)
ホノリオ・バナリオ(フィリピン)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
山口芽生(日本)
ジェニー・フアン(台湾)

<修斗✖パンクラス王者対抗戦ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
猿田洋祐(日本)
北方大地(日本)

<修斗✖パンクラス王者対抗戦バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
佐藤将光(日本)
ハファエル・シウバ(ブラジル)

<修斗✖パンクラス王者対抗戦ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
エルナニ・ペルペトゥオ(ブラジル)
手塚裕之(日本)

<修斗✖パンクラス王者対抗戦ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
松本光史(日本)
久米鷹介(日本)

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