【Bellator Japan】RIZINの協力の下、12月29日にベラトール日本大会開催。メインはヒョードル✖ランペイジ
【写真】ついにBellatorが日本進出。ランペイジがデカいっ!!(C)MMAPLANET
9日（水）の東京都目黒区のホテル雅叙園において12月29日（日）&31日（火）の両日、さいたま市市中央区のさいたまスーパーアリーナで開催されるBellator Japan及びRIZIN20の記者会見が行われた。
会見では主に29日のBellator日本大会について発表となり、RIZIN FF榊原信行CEOの「こんばんわ。たくさんの記者の方、そしてファンの皆さん、我々の記者会見に集まっていただきまして心から感謝しています。ありがとうございました。いつもと雰囲気が違うということも含めて興奮気味です。
こういう形でスコット・コーカー氏とずっと色々と企画してきたことを、ようやく皆さまにお伝えできることをとても興奮しています。
最初に伝えておきたいことは12月29日に日本では初となる、ベラトールの日本初進出の大会をRIZINと共に開催させていただける。ご協力できることを心から嬉しく思いますし、大変光栄に思います。本当に簡単なことではないです。米国のビッグプロモーションが日本に来て大会を開く。海を渡って……選手たちもスタッフたちも日本に乗り込んできて大会を開くことは大変なことだし、勇気のいること。そして、とてもお金も掛かりますけど、スコット・コーカー氏、ヴァイアコム、ベラトールの皆がRIZINとともにチャレンジしてみようということに踏み出してくれたことに敬意を表したい──そう思います。
これだけは皆さんにお伝えしておきます。総合格闘技の歴史が変わる。そんな瞬間が12月の29日、ミスター・スコット・コーカー率いるベラトールとRIZINと共に次のMMAの未来の可能性を感じてもらえるような、新しいムーブメントが起こせるようなアクションにしたい。全力で努めたいと思います。以上です」という挨拶で始まった。
続いてベラトールのスコット・コーカーより、「こんな豪華な記者会見は私にとって初めてだよ。この特別な場所にいることを光栄に思う。今日は12月29日のビッグファイト、そのメインイベントを発表する前に、幾人かの人に感謝の言葉を送りたい。まずサカキバラさん、彼なしで今日の日を迎えることはできなかった。そしてヴァイアコムのボブ・ベイキッシュCEOとウェード・デイヴィスCFO、2人が12月29日のショーを開催することを後押ししてくれた。彼らも日本でショーを見て欲しい。
ベラトールはカリフォルニア州ハリウッドに拠点を持つヴァイアコムのスポーツ・プロパティで、来年は30大会を予定しており、それらのイベントは145カ国で中継される。今年はヨーロッパに力を入れてロンドンで2度、アイルランドのダブリンで2度、イスラエルのテルアビブ、ハンガリーのブダペストで大会を開き、来年はオランダのアムステルダム、スウェーデンのストックホルムに進出することになっている。
米国でのパートナーのパラマウント・ネットワークで、日本も含め世界にストリーミングを行うDAZNというパートナーがいる。スタッフは12月29日のメインイベントは1月のロサンゼルス大会にマッチメイクすべきだと言っていたのを、私が日本で組むと言い張ったんだ。
それは34年に渡りマーシャルアーツ・ビジネスに身を置いてきても私は、1999年から2007年の間に日本の格闘技界と親交を持つことで、国際的なマーシャルアーツ・ビジネスを学ぶことができた。親友であり師匠といえる存在から、マーシャルアーツとして何をどう伝えていくのかを教わった。12月29日、ベラトールにとって初の日本大会でヘビー級のみならず……私がこの業界で過ごした長い期間で最高のファイターであるエメリヤーエンコ・ヒョードルが、さいたまスーパーアリーナのメインイベントでランペイジ・ジャクソンと戦うことになった。
最後にベラトールにはダリオン・コールドウェルを破り、MSGでチャンピオンになったホリグチさんというファイターがいる。3✖3になるのか、ベラトールから選手を派遣しRIチャレンジするという提案をして、サカキバラさんにも快諾してもらった。サカキバラさんは勝ち続けるつもりだろうけど、12月は見所満載のファイトカードを用意する」とベラトールと日本、さらに12月29日のイベントを俯瞰した説明がなされた。
そして、いよいよメインで戦うことが明らかになったランペイジとヒョードルが現れ、前者が「一番好きな国でまた戦えることができてめちゃくちゃエキサイトしている」と言えば、皇帝は「大好きな国、日本でもう1度ファイトできることが本当に嬉しい」と語った。
さらにヒョードルが「クイントンは友人の1人で、長い間戦い常にファンを喜ばせる偉大なファイター。彼と試合ができることが嬉しい」と29日の試合について言及すると、ランペイジは「俺が言いたいことを皆、言われた（笑）。フィニッシュを狙うアグレッシブなファイターのヒョードルこそ、ファンが喜ぶ試合をしてきた。そんな彼と俺でファンにエキサイティングな試合を見せたい」という断言。さらに29日はランペイジ、ヒョードルともに娘さんの誕生日であることを判明し、両者は笑顔で見合うシーンもあるなど、日本での対戦を祝うかのような温かい空気のなか両者は会見を終えた。
また会見と囲み取材でコーカーは、29日の日本大会はリングかケージ、どちらを使用するかは決まっていないと口にしていたが、榊原氏は囲み取材で29日はケージ、31日はリング使用という方向性を示し、対抗戦は両日で合計5試合か7試合が組んでいくことになると言明した。つまりBellator✖RIZINはケージで3試合、リングで2試合ないし4試合が組まれることになりそうだ。
日本初のベラトール、プレリミ5試合&メインカード5試合というラインナップになることもコーカーが言及していたが、セミ以下のカード発表が待たれる。
