【Pancrase310】菊入正行に試練、スコットランドの王者クリス・ダンカン来日。中村勇太✖一慶も
【写真】前戦では岸本泰昭とドローだった菊入、ダンカン戦は今後のキャリアアップに大きく関係していくる一戦となる(C)MMAPLANET
25日(水)、パンクラスより11月10日(日)に東京都江東区のスタジオコーストで開催されるPancrase310の追加カードが2試合発表された。
瀧澤謙太✖石井逸人というパンクラス修斗戦に続き、今回明らかになったのは菊入正行✖クリス・ダンカンの5分✖3Rライト級戦と、ウェルター級3分✖3Rマッチ=中村勇太✖一慶のマッチアップだ。
大英帝国スコットランドから来日するUltimate Fight Leagueライト級王者ダンカンはキャリア6勝0敗、5試合でKO/TKO勝ちしておりBellatorのアイルランド大会ではプレリミに出場もしている。
直近の試合では前述したUFLのライト級王座にチャレンジし、ブラジルのレアンドロ・ソウザを右ハイキックでKOしてタイトル奪取を果たした。フィニッシュに至るまでの攻防ではソウザのテイクダウン狙いを切り、ワンツーと左右のローを散らすファイトで翻弄していた。特に右ローを効かせ相手の意識を足にもっていかせてから、最後は視線を落とした右ハイで仕留めている。
さらにダンカンは相手の前進に合わせて左フックを決めるなど完成度の高いキックボクシング能力を有している一方で、寝技でもニーインベリーからマウント奪取などしっかりと柔術的なMMAの動きを身につけたウェルラウンダーだ。それだけに和製ライト級を越えたライト級ファイターの菊入にとって大きなチャレンジとなろう。
またミドル級のベテラン対決──2011年3月には一慶がKO勝ちしている試合の再戦は、中村がランク上位の面目躍如となるか。
現在、日韓を股にかけ4連勝中の中村と7月のGladiatorでパク・イクスン戦など2連勝中の一慶、一つの勝利が大きくベルトに近づくパンクラスにあって今後のウェルター級の動向にも関係してくる勝負となろう。