【UFC106】フォスター、二度の反則受けるも完勝
■第3試合 ウェルター級/5分3R
ブライアン・フォスター(米国)
Def.2R3分25秒/TKO
ブロック・ラーソン(米国)
【写真】強心臓を持つフォスターが嬉しいUFC初勝利。ラーソンを右フックで仕留めた (C) ZUFFA
思い切りパンチを振るいながら、飛び込むフォスターを迎え撃つラーソン。組みつかれたラーソンが、逆にフォスターからテイクダウンを奪う。足を払い、パスを仕掛けたラーソンがハーフガードからバックを伺うと、フォスターはシングルレッグの態勢に。ケージを背にして、鉄槌を落とすラーソンだったが、フォスターはテイクダウンに成功する。
思い切りパウンドを落とすフォスターは、思い切り振り落としたパウンドこそ空振りに終わったが、そのままの勢いでパスを成立させてしまった。
直後にマウントを取ったフォスターがパウンドを連打すると、ラーソンは懸命に足を戻す。と、ここでラーソンは胸を蹴って距離をとった勢いのまま、フォスターの顔面も蹴りあげてしまう。ダメージを訴えるフォスター。ドクターのチェックを受け再開となったが、またもグラウンドでの二―を受けてしまう。ラーソンは1R中にニ度の反則で、2ポイント減点となり、ポイント的には圧倒的な不利な状態に追い込まれた。
2R、スタンドの攻防からクォーターの態勢になり、豪快にラーソンの体を抱え上げてテイクダウンを奪ったフォスター。そのままサイドの状態となり、鉄槌を落とし、潜ってくるラーソンにパウンドを重ねる。自らスタンドを選択してスタンドへ戻ったフォスターに対し、ラーソンは打撃戦を嫌いテイクダウンを狙ったが、フォスターは右フック一閃。そのまま前方に崩れ落ちたラーソンは、頭を抑えながらタップ。フォスターはバック宙で嬉しさを爆発させる――、蹴り上げやヒザのダメージは?という完勝劇だった。