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【UFC106】宇野はドロー、グリフィンはオーティズ超え

2009.11.22

【写真】連敗はリリースとなる公算の高い背水の一戦、宇野はファブリシオ・カモエスと引き分け、首の皮一枚残した (C) ZUFFA

11月21日(土・現地時間)、米国ネバダ州ラスベガスのマンダレイ・イベントセンターでは、UFC106「ORTIZ vs GRIFFIN 2」が開催された。

ティト・オーティズとフォレスト・グリフィンが2年半振りに顔を合わせるライトヘビー級戦を筆頭に、ジョシュ・コスチェック×アンソニー・ジョンソンによるウェルター級コンテンダー争い、そして、日本の宇野薫がブラジルのファブリシオ・カモエスと激突するライト級戦など、注目の一戦が並んだ。

そのメインイベント。2006年4月の初対戦時には、スプリットで敗れているグリフィンだが、この日は、オーティズにテイクダウンを許しても、度々見事なリバーサルを披露。スタンドの攻防でも要所を締め、最後は3-0の判定勝利、リベンジに成功した。


また、セミファイルでは、コスチェックが、ジョンソンからグラウンド状態で反則のヒザ蹴りを喰らいダメージを受けるも、2Rに入るとクリーンテイクダウンで反撃。エルボーをたたき落とし、ジョンソンを流血に追い込むと、最後はリアネイキドチョークで一本勝ち。試合後には「俺は自分がナンバーワン・コンテンダーだと思う」と語り、オクタゴンサイドにいた次期挑戦者ダン・ハーディを挑発した。

さらに、第2試合には、オクタゴン復帰2戦目で負けられない戦いに挑む宇野が登場した。序盤からテイクダウンを奪われる展開となった宇野だが、1R終盤から徐々に挽回。2Rには、カモエスがグラウンド状態でガードから宇野の顔を蹴りあげる反則を犯して減点に。3Rにはモランゴの荒いパンチに手こずる場面もあったが、テイクダウンからバックを奪った宇野は優勢に試合を終えた。それでも、判定は1-0と優勢ながらもドローという裁定に。宇野は、なんとか首の皮一枚を残した。

その他にも、UFCデビューを果たしたアントニオ・ホジェリオ・ノゲイラは強豪ルイス・カーンに快勝。久々のオクタゴン登場となった日本でもお馴染みフィル・バローニは、アミール・サダローに判定で敗れている。

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