【UFN156】ホドウフォ・ヴィエイラ、UFCの厳しさを経験も──肩固めで一本勝ちデビュー
<ミドル級/5分3R>
ホドウフォ・ヴィエイラ(ブラジル)
Def.2R4分26秒by 肩固め
オスカル・ピホタ(ポーランド)
ホドウフォのUFC初陣。左ジャブを当てたホドウフォは、間合をはかりつつピホタの右オーバーハンドを見切る。左ジャブをしっかりと入れ、蹴り足をキャッチしてのシングルもここはピホタが切る。ピホタが左フックを当て、さらに左ボディフックから顔面も左で打っていく。ホドウフォは右を見せてダブルレッグ、一気にテイクダウンを奪うとバタフライガードにも足首とヒザ裏をコントロールし背中をつかせる。
ピホタの三角絞めを潰してパンチを落とすホドウフォは、足首をコントロールして足を一本抜く。下からパンチを繰り出すピホタが足を戻し、立ち上がる。ホドウフォはダブルレッグもケージを背負って耐えるピホタがエルボーを連打した。
2R、汗をかくホドウフォは左ジャブを打ち合い、右オーバーハンドに反応するがワンツーを被弾。続くダブルレッグを切られるとホドウフォの動きが落ちてくる。それでも右を差して、足を払うようにテイクダウンを決めたホドウフォはオクタゴン中央に近い位置でトップを取る。ハーフ&枕で抑えるホドウフォがマウントを取った刹那、ピホタがブリッジから立ち上がることに成功する。
嫌な流れになったホドウフォだが、直後にダブルレッグでケージにピホタを詰めクリンチからシングルレッグで回してテイクダウンを決める。ピホタも組みの対応で疲れた表情を見せるようになり、足を捌かれてパウンドを打たれると顔を覆ってガードする。レッグドラッグからバックを狙うホドウフォは、引き込んだピホタからマウントを奪い、パウンドを落とし、即肩固めへ。10秒もしないうちにピホタがタップし、UFCの厳しさを味わいつつもホドウフォは一本勝ちでUFC初勝利を挙げた。
「世界一のMMA団体で戦えて本当にハッピーだ。肩固めは柔術時代から僕の得意技の一つなんだ」とホドウフォは安堵の表情を浮かべた。