【UFC258】That is MMA!! ホドウフォの柔術を逃れたヘルナンデスが、拳を骨折しながらギロチンで一本勝ち
<ミドル級/5分3R>
アンソニー・ヘルナンデス(米国)
Def.2R1分53秒by ギロチンチョーク
ホドウフォ・ヴィエイラ(ブラジル)
すぐにシングルレッグで組みつき、ダブルレッグからヘルナンデスを持ち上げ叩きつけたホドウフォ。バックに回ると、両足をフックしRNCへ。ヘルナンデスは上を向いて逃れるも、マウントを取られた状態で肩固めをホドウフォが狙う。ホドウフォはケージ際から離れケージキックのリバーサルが無いとみると、体を起こしてパンチへ。背中を見せたヘルナンデスに腕十字を仕掛け、ここは腕を抜かれスタンドに戻られても即ダブルレッグを決める。スクランブルでパンチを入れるホドウフォに対し、一方的に攻められながらヘルナンデスも致命傷を負わず、イーブンの展開に持ち込んでいる。
ここで離れたホドウフォは、ダブルレッグを切られ右ストレートを被弾する。テイクダウン狙いもフロントからチョークを仕掛けられ、完全にスタミナを切らしたホドウフォはダブルも切られて殴られ、がぶりから絞められる。スタンドに戻り左フックを被弾したホドルフォは、根性のシングルレッグから担いでいくがヘルナンデスは横三角へ。ここで時間となり、ホドウフォは命拾いしインターバルを迎えた。
2R、「落ち着いてハーフガードでも良いんだ」という指示を得たホドウフォは、左ジャブを伸ばすが右を被弾。ヒザ蹴りヲキャッチしてボディロックテイクダウンを決めたホドウフォは、ここでバック奪取も前方に落とされる。すぐにシングルに出て引き込んだホドウフォはハーフで殴られ、シングルを潰されバックから殴られる。
スタンドに戻るとハイキックを蹴られ、ヒザ蹴りからエルボーを打たれたホドルフォは、足が揃った状態でダブルレッグもギロチンに捕まる。エルボーで額をカットしていたホドウドは、力なくキャンバスを叩き──なんと一本負けに。
MMAの恐ろしさを見せたヘルナンデスは、「コーチが落ち着いて戦えと言ってくれて、練習でも厳しいポジションでの対応を繰り返してきた。初回が終わった時に拳が折れたことに気付いたけど、くそったれ──やるしかない。顔には表さないようにした。ここがスタートだよ」とヘルナンデスは話した。