【Gladiator010】キ・ウォンビンとトファネリがライト級王座争奪戦。大翔は必勝の日韓戦へ
【写真】HEATにも通じる韓国✖ブラジル対決でグラジエイター・ライト級王座が争われる(C) MMAPLANET
11日(火)、Gladiatorより7月7日(日)に堺市の堺市産業振興センターで開催されるグラジエイター10の追加カード及び、負傷欠場選手の発表があった。
Grandウェルター級王者ルクク・ダリとウィル・チョープ戦、ミドル級の一慶✖イム・ドンファンの日韓戦、Wardogフライ級チャンピオン大翔、韓国からキ・ウォンビンの出場など明らかになっていた同大会。今回の発表では、その大翔とキ・ウォンビンの対戦相手が決まった。
まずキ・ウォンビンはヴィトー・トファネリと岸本泰昭が返上したグラジエイター・ライト級王座決定戦で戦うこととなった。これまでHEATやパンクラスに参戦経験のあるダニロ・ザノリニの愛弟子はFIGHT DRAGONの70キロ王者で、闘英館空手では世界大会優勝の実績を持つ。MMA戦績は16勝9敗で、当然のように打撃を主武器に戦うストライカーだ。
5月6日に修斗の後楽園ホール大会でジョナタン・バイエスを右フックでKOしたばかりのでキ・ウォンビンは、打撃もさることながらテイクダウン&スクランブルも強い選手だけに、総合力でトファネリを上回るか。思えば2016年11月に前王者である岸本との挑戦者決定戦で敗れ、グラジエイター王座から遠のいたことがあったキ・ウォンビンだけに、J-MMA界において自らの存在証明のためにも──HEAT的な韓国✖ブラジル対決を制したいところだ。
一方、17歳のWARDOGフライ級チャンピオン大翔も韓国人選手=コ・ドンヒョクとの対戦が決まった。とはいってもコ・ドンヒョクは2016年8月にDEEPで元谷友貴でプロデビュー戦で敗れたのを皮切りに、アウトサイダーでも今ではROAD FCやDEEPで結果を残すようになった伊藤裕樹に敗れるなど、まだ片目が空いていないファイターだ。元谷は元より、伊藤とも対比になるだけに、連勝記録を伸ばすための駒というぐらいの気持ちで挑んでほしいものだ。
また上記にあるように対戦が決まっていた一慶✖イム・ドンファンだが、イム・ドンファンが練習中の怪我により欠場が決まり、一慶の対戦相手は調整中となっている。