【UFC238】計量終了 一番人気はカウボーイ。セフード「P4Pキングに」✖モラエス「僕の時代」
7日(金・現地時間)、8日(土・同)にイリノイ州シカゴのユナイテッド・センターで開催されるUFC238「Cejudo vs Moraes」の計量が行われた。
メインでUFC世界バンタム級王座を賭けて戦うUFC世界フライ級王者ヘンリー・セフードとマルロン・モラエスは、揃って1ポンド・アンダーで計量をパス。フェイスオフでは両目を交互に伺うような視線を送ったモラエスに対し、セフードは異様に鼻息を荒くして顔を近づけていった。
まず挑戦者モラエスがコメントを求められ「ブラジルを代表して、ここにいることができて幸せだ。米国でやってきたこと、ハードな練習の全てをぶつける。ヘンリーも僕もグレートファイターだ。もう下らないやりとりは終わった。僕の時代だ。ファイターは何をすべきか、分かっている。だから僕は戦うんだ」と興奮を隠しきれない様子で返答した。
対して、金メダルを首に掛けたセフードは「前から言っているように、僕は夢はレガシーになることだ。これはやり遂げるための試合だ。誰にもピーワードは使わせない。パウンド・フォー・パウンドのキングになる」と厳しい表情で語った。
セミでUFC世界女子フライ級王座防衛戦をジェシカ・アイ相手に行うヴァレンチーナ・シェフチェンコもチャンレジャーと共に問題なく計量をクリアし、フェイスオフへ。「この試合は私にとって全て。ずっとアンダードッグで過ごしてきたけど、この機会を長い間待っていた」とアイが語れば、チャンピオンは「凄く自信があるし、ファイトの準備はできている。ベルトが掛かっている試合だし、ジェシカには全てを賭けて戦ってほしい。そして私は可能な限り長くベルトを保持するわ」と言い切った。
世界王者以上のファンの支持を得ていたのが、顎髭をたくわえたドナルド・セラーニだ。フェイスオフ中にダナ・ホワイトに話しかけ、トニー・ファーガソンの挑発を完全に流したセラーニは「一番のファンとしてドリームマッチ、ドリームファイトを戦えることは最高だよ」と語り、ファーガソンは「UFC238!! シカゴ、皆の前で戦うのが待ちきれない」とコメントした。
■ UFC238計量結果
<UFC世界バンタム級王座決定戦/5分5R>
ヘンリー・セフード: 134ポンド(60.78キロ)
マルロン・モラエス: 134ポンド(60.78キロ)
<UFC世界女子フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]ヴァレンチーナ・シェフチェンコ: 124ポンド(56.25キロ)
[挑戦者]ジェシカ・アイ: 125ポンド(56.7キロ)
<ライト級/5分3R>
トニー・ファーガソン: 155ポンド(70.31キロ)
ドナルド・セラーニ: 155.5ポンド(70.53キロ)
<バンタム級/5分3R>
ジミー・リベラ: 136ポンド(61.69キロ)
ピョートル・ヤン: 136ポンド(61.69キロ)
<ヘビー級/5分3R>
タイ・ツイバサ: 259ポンド(117.48キロ)
ブラゴイ・イワノフ: 251ポンド(113.85キロ)
<女子ストロー級/5分3R>
タチアナ・スアレス: 115ポンド(52.16キロ)
ニナ・アンサロフ: 115ポンド(52.16キロ)
<バンタム級/5分3R>
ペドロ・ムニョス: 135.5ポンド(61.46キロ)
アルジャメイン・ステーリング: 134ポンド(60.78キロ)
<女子ストロー級/5分3R>
カロリーナ・コバケビッチ: 116ポンド(52.62キロ)
アレクサ・グラッソ: 115ポンド(52.16キロ)
<フェザー級/5分3R>
リカルド・ラマス: 145ポンド(65.77キロ)
カルヴィン・ケイター: 146ポンド(66.22キロ)
<女子ストロー級/5分3R>
イェン・シャオナンチ: 116ポンド(52.62キロ)
アンジェラ・ヒルチ: 116ポンド(52.62キロ)
<ミドル級/5分3R>
ベヴォン・ルイス: 186ポンド(84.37キロ)
ダレン・スチュアート: 185.5ポンド(84.14キロ)
<バンタム級/5分3R>
エディ・ワインランド: 136ポンド(61.69キロ)
グリゴリー・ポポフ: 136ポンド(61.69キロ)
<女子フライ級/5分3R>
ケイリン・チューケイギアン: 126ポンド(57.15キロ)
ジョアン・カルダーウッド: 125ポンド(56.7キロ)