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【Gladiator009】詳細─02─フライ級王者NavE、日韓戦で劣勢のドロー。宮城は横溝を絞め落とす

NavE vs Park【写真】焦りからか得意の形になりかけても、バックを取り切れなかったフライ級王者NavE(C)MMAPLANET

14日(日)に大阪市城東区の城東区民センター、KADO-YAがもよんホールで開催されたGLADIATOR 009から日韓対抗戦第2試合=グラジエイター・フライ級王者NavE ✖パク・スワン、そして同ライトフライ級チャンピオン宮城友一が横溝和也と対戦したフライ級戦の模様をお伝えしたい。


<フライ級/5分2R>
NavE(日本)
Draw.0-0
パク・スワン(韓国)

ロードFC本戦で3勝1敗、2月大会ではYoung Gunsのオープニングファイトでスプリット判定勝ちを収めているパク・スワン。対するフライ級王者NavEは王座奪取から半年ぶりの試合となる。

01様子見の打撃戦から、NavEが組んでいくがパクが逆にケージに押し込む。NavEは左を差してクラッチを組み、腰に乗せつつ払い腰を狙う。パクは体を浴びせ、あるいはすかしてスタンドをキープするとブレイクが命じられた。NavEが左ストレートを伸ばし、パクも右を返す。NavEのダブルレッグは、距離が遠いなかでフェイクもなく唐突に仕掛けるのでパクが余裕をもってスプロールできる。右を差しつつ、シングルを狙ったNavEだが、自らの下を選ぶようにクローズドガードを取って初回を終えた。

022R、NavEは左ローを蹴り、右ジャブを出したところでパクの右ストレートを被弾する。さらに勢いのある右ミドルハイを繰り出したパクに対し、NavEが足よりも手がかなり前に出た形で組みつくが、逆に肩に担ぎあげられスラムで叩きつけられる。すぐに立ち上がったNavEに対し、パクはボディロックでもう倒す。さらに、ここも立ち上がったNavEをリフトしてテイクダウンへ。

03NavEは懸命に尻もちからケージを背にしてスタンドへ戻り、続くテイクダウン狙いをロールで転がすすと、流れの中でパクのバックへ。パクも反応して足を取りにくる中で強引に背中に乗ろうとしたNavEは、ぶら下がるような形になり自ら着地。パクも執拗にテイクダウンを狙い、NavEのバックに回る。

NavEは胸を合わせてシングルへ。パクも反応しスクランブルになると、ここもNavEがバックを伺う。得意な形のはずだが、流れがつかめない中で、強引に背中に回り切ることなく飛びついてしまい、足を組むことができてもそのまま落とされる。下になったNavEのハイガードに反応したパクが、優勢のままタイムアップへ。

ジャッジの裁定は19-19が揃い、ドロー。ラウンドマストで初回の微差=NavEと、2Rの明白はパクが相殺された形か。いずれにしてもチャンピオンとして劣勢のドロー、ケジメのタイトル防衛戦が必要となったNavEだ。

Miyagi<フライ級/5分2R>
宮城友一(日本)
Def.1R3分15秒by RNC
横溝和也(日本)

横溝のローをチェックし左ジャブを当てる宮城は、意識を打撃に向かわせておいて一気にダブルレッグでテイクダウンを決める。宮城はサイドからニーインベリー、そしてマウントへ移行すると、半身になった横溝からバックを奪う。そのままRNCクラッチに入り、横溝を落とした宮城が快勝した。

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