【UFN148】サイドキックを蹴られた直後にスーパーマンパンチ!! ペティスがトンプソンをKO
<ウェルター級/5分5R>
アンソニー・ペティス(米国)
Def.2R4分55秒by KO
スティーブン・トンプソン(米国)
いきなり左ミドルを入れたトンプソンは、右のサイドキックを見せてから左ストレートを伸ばす。ペティスも右ミドルを繰り出し、前に出てもう一度右ミドルを決める。さらに右ローを蹴ったペティスが前に出る。ワンツーと蹴りで距離を保とうとするトンプソンに対し、ペティスもサイドキックを高い位置に伸ばす。蹴りの応酬で前に出るペティスと、捌こうとするトンプソンの主導権争いが続く。
左ミドルからワンツー、そしてスリーを放ったトンプソンが左ジャブを当てる。ペティスは前に出て右ロー、続く右ストレートは届かない。逆に右ジャブを届かせたトンプソンが、スイッチを織り交ぜ蹴りだけでなく拳も当てていく。右フックから左ストレートを入れたトンプソン、早くも鼻血を流すペティスをリードした初回となった。
2R、トンプソンが右リードフック、ペティスが右ミドルを返す。ミドルとサイドキック、ジャブで制空権を築くトンプソンが、左ミドルハイを狙う。さらに左の掛け蹴りを入れ、右サイドキックを腹に放っていく。初回ほど前に出ることができなくなったペティスは、ローで左足を削られ、左ストレートを被弾する。さらにトンプソンは左ミドルを入れ、ペティスの攻撃はかわす。右の伸ばしたペティスに対し、トンプソンはバックステップでかわす。右ミドルは受けるトンプソン、その後にワンツーを放つ。
右ジャブを被弾し続けるペティスは、前進に右フックを被せられ劣勢が続く。それでも右ローを蹴り、戦意は一向に衰えないペティスが──ラウンド終了間際に、前に出たトンプソンの右サイドキックで腹を蹴られた直後に、右のスーパーマンパンチを打ち込む。
この一発でトンプソンは倒れ、ペティスはパウンド2発で逆転勝利!! 意識が戻ったトンプソンは「信じられない」という驚きの表情でペティスにサムアップを送った。そして「彼は世界4位、僕は自分より下の相手と戦いたくなかったから階級を上げたんだ。た。ウェルター級で戦えるし、ライト級でも戦える」と勝者は話した。