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【UFC235】圧力をかけ続けたスティーブンスをマゴメドシャリポフが精度とTD&コントロールで下す

<フェザー級/5分3R>
ザビッド・マゴメドシャリポフ(ロシア)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ジェレミー・スティーブンス(米国)

左に回りながら左ローを蹴るマゴメドシャリポフ。スティーブンスは構えを変えてパンチのフェイクを見せる。左ストレートを当てたマゴメドシャリポフに対し、スティーブンスはローを蹴っていく。前に出たスティーブンスがスピニングバックフィスト、これは空振りとなるが前に出てプレッシャーをかけていく。マゴメドシャリポフは左ストレートを伸ばし、右ボディフックに左フックをカウンターで合わせる。さらに左ハイを見せたマゴメドシャリポフの右ローで、スティーブンスがバランスを崩す。

スティーブンスがボディフックを見せ、スピニングバックフィストをしっかりとブロックする。前に出るスティーブンスが右ロー、マゴメドシャリポフが左ストレートを伸ばす。マゴメドシャリポフの左ローが急所に当たり、試合は一時中断へ。再開後、左ハイからケージを蹴ってハイを狙ったマゴメドシャリポフは左ミドルを決める。もう1発左ミドルを入れたマゴメドシャリポフが初回を取ったか。

2R、まずスティーブンスが右ローを蹴る。再びマゴメドシャリポフの蹴りが急所に入り、レフェリーが時間を置く。常にプレッシャーを与えるスティーブンスに、マゴメドシャリポフが掛け蹴りを放ち、接近戦でも左フックを打っていく。圧力に屈することがなく、攻撃の精度で上回るマゴメドシャリポフが左ミドルハイ。ならばとスイッチしながらスティーブンスが右を当てる。バックキック気味のサイドキックをボディに当てたマゴメドシャリポフが左ボディストレートを打ち込む。

とシングルレッグに出たマゴメドシャリポフは、スイッチにもダブルレッグに切り替えテイクダウンを奪う。スクランブルでバックに回ったマゴメドシャリポフがスティーブンスを前方に崩し、すいつくようなバックコントロールから足を一本入れる。さらにボディロックで寝技に持ち込み、両足をフックしたマゴメドシャリポフは左のパンチを打ち込む。ワンフックでもう一方の足でポスチャーを作って、殴るマゴメドシャリポフが、マウントからバックマウントへ。残り30秒、パンチと鉄槌、エルボーを入れながら腹ばい、さらにサイドに移行してエルボーを落としたマゴメドシャリポフが完全にラウンドを取った。

最終回、左ジャブ&ステップから右を振るうスティーブンス。2Rに顔面をとらえた攻撃だったが、マゴメドシャリポフが対応する。それでも左を当てたスティーブンスはテイクダウン狙いを切って前に出る。押され気味のマゴメドシャリポフはヒザをボディに、スティーブンスはボディを連打する。2Rのグラウンドでスタミナをロスしたか、動きの落ちたマゴメドシャリポフはシングルを切られて、アッパーを被弾しそうになる。

それでも左を当てたマゴメドシャリポフに対し、スティーブンスは左ボディフックから右を当てる。マゴメドシャリポフも右を返し、ヒザ蹴りを見せ後ろ回し蹴りをボディに入れる。直後にスティーブンスが右ストレートをヒット。右から左を返したマゴメドシャリポフは、左を2発当ててテイクダウンへ。倒れながらパンチを入れたスティーブンスは、タイムアップとともに両手を挙げて勝利をアピールした。

回りながら攻撃を入れたマゴメドシャリポフの初回をジャッジがどのように判断するか。結果ジャッジ3者とも29-28と支持しUFC5連勝としたマゴメドシャリポフは、「ジェレミーは経験豊かでタフな相手だった。僕のとって良いステップアップになった。次? トップ10の誰とでもタイトルに近づく相手と戦いたい」と話した。


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