【UFC234】パイヴァをスプリットで下したカイ・カラフランスがオクタゴン2連勝
<フライ級/5分3R>
カイ・カラフランス(ニュージーランド)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
ハウリアン・パイヴァ(ブラジル)
カラフランスの右ローに、右を合わせようとしたパイヴァ。右フックから左オーバーハンドを当てたカラフランスが、右オーバーハンドを打ち込む。ボディストレートを被弾したパイヴァが組んでドライブも、自ら離れる。右に回りながら、ロングフックを当てるカラフランスのペースで試合は進む。残り90秒を切り、カラフランスが右ストレートをまたもヒットさせる。パイヴァにテイクダウンを許さず、ハイキックもかわし続けたカラフランスが初回をリードした。
2R、カラフランスのシングルレッグを切ったパイヴァが上を取ると、即パスガードを決める。右のパンチを落としたパイアはスクランブルでバックを伺うが、正面を向いたカラフランスがスタンドに戻って左フックを当てる。右を見せてダブルレッグを仕掛けたカラフランスだが、パイヴァが逆にケージに押し込む。パイヴァはここも自分から離れ、ローから右を狙う。初回よりパンチを当てるようになったパイヴァが、カラフランスの組からの引き込みにパウンドを落としていく。
蹴り上げから後方回転でスタンドに戻ったカラフランスが右フックをヒット、左の追い打ちを当てる。パイヴァもアッパーを返し、左のカウンターを放つ。ローを交えて圧力を強めたパイヴァに対し、カラフランスが当てて離れる動きを増やす。最後のダブルレッグにギロチンを合わせたパイヴァ、ここはタイムとなったが盛り返すラウンドとなった。
最終回、左右にステップを踏むカラフランスの前進に右フックをパイヴァが合わせる。細かいパンチ、ヒザを被弾したカラフランスは、スーパーマンパンチも直後にワンツーを受ける。と、パイヴァの右ローがモロにカラフランスの急所に当たり、試合が中断する。すぐに立ち上がることができなかったカラフランスは再開後、出入りの激しいファイトを展開する。
パイヴァも右アッパーでカラフランスの上体を起こさせ、ワンツーを当てる。パンチを纏められたカラフランスは組んでギロチンを合わせられながらボディロックテイクダウンを決める。これでポイントを稼ぎ、スタンドに戻ったカラフランスにパイヴァが後ろ回し蹴りを繰り出す。カラフランスの左フックに、右を返したパイヴァが前に出る。カラフランスは最後の10秒でダブルレッグ・テイクダウを奪い勝利を確信。裁定は割れたが、パイヴァが判定勝ちを収めオクタゴン2連勝とした。