【ONE87】中原由貴、デカゴンからサークルケージへ。ステルス=上久保、悲運=竹中もバンコクに集結!!
【写真】ついに中原が海外進出の機会を得た。対戦相手はタイガームタイのウルティアだ(C)MMAPLANET
10日(水・現地時間)、2月16日(土・同)にタイはバンコクのインパクト・アリーナで行われるONE87「Clash of Legends」の追加カードが発表され、初出場となる中原由貴を含む、日本勢3選手の参戦が明らかとなっている。
メインのONEスーパーシリーズ世界ムエタイ・バンタム級王座決定戦ノンオー・ガイヤーンハーダオ✖ハン・ズーハオに続き、今回発表されたのは7試合。2試合が立ち技マッチで、残り5試合のMMAにおいて3試合が日本人が出場し、3月の日本大会に向けてジャパニーズONEアスリートの占有率が高くなっていることが伺える。
ついに海外進出が決まったパンクラス・フェザー級戦線の実力者・中原は柔道ベースながら破壊力のある打撃を武器に、デカゴンでは7連勝中という状況で10角形からサークルケージに戦場を移すことになる。
一昨年10月に田中半蔵を破って以来、本格的に海外進出を模索してきたが、なかなかタイミングが合わず、ようやく今回のONE出場が叶った形だ。そんな中原と対戦するエミリオ・ウルティアは11勝6敗、タイはプーケットのタイガー・ムエタイに所属するファイターだ。フルメタル・ドージョー、クンルン・ファイト、台湾のプロFC、武林風、さらにはPXCとアジア太平洋でキャリアを積んできた異色のキャリアの持ち主は、ONEでは2勝2敗ながら19日のジャカルタ大会で朴光哲と戦うブルーノ・プッチに勝利している。
昨年10月のミャンマー大会で徳留一樹と対戦予定だったウルティアだが、これを負傷欠場し今回の中原戦に臨むこととなった。中原としてはフィジカル、思わぬところから放たれるパンチには注意を払いたい決して侮れない対戦相手といえるだろう。
この他、ONEで2連勝中の若き暴走ステルスこと、上久保周哉がキム・デフォンというキャリア最強の相手とのマッチアップが決まり、2018年J-MMA界最悲運賞といっても過言でない竹中大地の1年振りの実戦も決まった。
上久保と戦うキム・デフォン戦の一本勝ち直前の反則勝ち以来、2度に渡って現地入りしてから試合が流れた竹中の相手はマーク・フェアテックス・アベラルドだ。タイのパタヤ在住のキウイ(ニュージーランド人)、アベラルドはPXCからクンルンを経て、ONEウォリアーズ・シリーズで連勝し本戦出場を果たした。
とはいっても王座を狙うべくONEで戦っている竹中にとって、絶対的に躓いてはいられない相手。しっかりとウィナー・コールを受け、その実力を世に示したい。