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【PFL2018#11】極めきれなかったマガリャエスが、打撃に晒され試合続行不能に。オコネルが涙の勝利

<PFLライトヘビー級王座決定戦/5分5R>
ショーン・オコネル(米国)
Def.3R終了時by TKO
ヴィニー・マガリャエス(ブラジル)

ここまでのPFLにおける4試合全てで2分以内で一本勝ちしているマガリャエスが、まず右ローを蹴る。オコネルはショートのワンツーを打ち込むと、マガリャエスがハイキックから組んで引き込む。外ヒールから内ヒールに移行したマガリャエスだが、オコネルは足を抜いてパンチを落とす。オコネルはここで離れてスタンドを選択。オコネルの連打を被弾しながら組みついたマガリャエスがケージに押し込んで、ダブルレッグでテイクダウンを奪う。

バックマウントに入ったマガリャエスは頭を抱えるオコネルに鉄槌を打ち込む。背中を伸ばしにかかったマガリャエスはRNCから、オコネルが上を向きかけると肩固めを伺う。今背中を見せたオコネルに対し、マガリャエスは左右のパンチを打ちつけ、自ら仰向けになり四の字フックを完成させる。亀になったオコネルが立ち上がると、マガリャエスはバックから後方回転しヒールへ。ここでも外ヒールから内ヒールに切り替えるも、オコネルが上体を起こしてマガリャエスの手首を掴んで防御、ラウンド終了に持ち込んだ。

2R、接近戦でパンチを連打され組みつくマガリャエス。オコネルは離れて、続くテイクダウンからの引き込みにも付き合わない。組んで引き込みを繰り返し、厳しい展開に追い込まれたマガリャエスは、それでも引き込んでディープハーフから足関節へ。

足を抜いてスタンドに戻ったオコネルに対し、マガリャエスはテイクダウン狙いから亀に。オコネルがスタンドに踏み止まり思い切りパンチを打ち込む。マガリャエスも一度はスタンドに戻るが、すぐに組んで亀になるとヒザ十字狙いへ。ここもオコネルは付き合わない。マガリャエスのシングルをスプロールしつつ、オコネルはワキ腹にパンチを連打し、顔面も殴りつける。シングルを続けるマガリャエスは、そのまま固まりラウンド終了を迎えた。

3R、マガリャエスは右ハイからワンツー、続いてハイから右を打ち込む。オコネルは右を当て、左2発でダウンに等しいテイクダウン狙いからのガードの態勢に持ち込む。ここでもパウンドすら打たず、スタンドをキープしたオコネルが立たされたマガリャエスに左フックをヒットさせる。

マガリャエスはシングルでオコネルの左足を抱えて固め、ガードへ。オコネルはパンチを3発落として立ち上がる。左、右を打ち、テイクダウン狙いを潰すオコネル。マガリャエスは左を被弾し、そのまま連打を許すとシングルへ。ガードを取るも、当然オコネルはスタンドで待ち受ける。オコネルの左ボディ、左フックを受けシングルから引き込んだマガリャエス。オコネルがパウンドを打つと、ハイガードから三角を狙う。

頭を抜いたオコネルはスタンドに戻り、引き込みからの寝技には付き合わない。オコネルの右腕を巻き込んだマガリャエスは、顔面にパンチを受けグラウンドへ。マガリャエスは殴られながら腕十字。ここも防いだオコネル、ラウンド終了後にマガリャエス陣営は試合続行不能と判断。オコネルがTKO勝ちでライトヘビー級王座、そして100万ドルを手中に収めると涙で、「苦しい時もMMAを止めなかった。本当にマガリャエスを尊敬している。凄く高いランチを食べるんだ」と話した。


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