【ACB90】書類の不備でロシア入りすらできず……。田中路教「ここで生き方を変えることはできない」
【写真】いつまで続く、試練の日々。とりあえず落ち込むだけ落ち込んで、再び顔をあげよう (C)MMAPLANET
10日(土・現地時間)、モスクワはロシアのアイスパレスで開催されるACB80に出場し、オレッグ・ボリソフと戦う予定だった田中路教がビザの不備でロシアへ入国できず試合を欠場することとなった。
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これまでのうっ憤をぶつけ、己の存在を賭けた戦いが思いもしない終幕──いや、開幕すらせず幕を閉じることになった。
7日、羽田空港からモスクワへの経由地である北京に向かう便にチェックインする際に、田中が持っていたビザ……ACBからビザとしてマネージャー経由で渡された書類が、「これまで見たことがないモノなので……入国できるか」というモノであることが判明した。田中はすぐにハワイ在住のマネージャーに連絡し、とりあえずビザなしで入国できる中国へ向かった。
結果、ロシアへの乗継便には「この書類では入国できない」と搭乗できず、田中はチケットを現地で購入しセコンドの高橋遼伍と帰国の途についた。この間にマネージャーとACBサイドで話し合いが行われたものの誠意のある対応はなかったとのことだ。
これでもか─と続く、悪夢の連鎖。もはや全ては彼を強くさせるため──などと書き記せるような状況ではないなか、田中から応援してくれるファンに伝えてくださいという以下の言葉が送られてきた。
田中路教
「正直なんて言ったら良いのか分からないですが、いつも応援してくれている人、試合を楽しみにしていてくれた方達には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
こんな状況になっている自分が情けなくてしょうがないです。
でも、ここで生き方を変えることはできないですし、もっと自分がしっかりして進んでいかなきゃなと思います。
また頑張ります。
必ず成長した姿をお見せするので、もう少しだけ待ってください」