【DEEP86】北岡が王座陥落、武田がライト級新王者に。バンタムは元谷、フェザーは弥益がベルト巻く
【写真】チーム、友人でないところで北岡コールが起こる。それこそが北岡たる所以だが、この身を削った魂のファイトは心身ともに消耗させる(C) MMAPLANET
27日(土)に東京都大田区の大田区総合体育館でDEEP86が開催されライト級とフェザー級で王座が交代、武田光司と弥益ドミネーター聡志が新王者に。バンタム級王座決定戦は釜谷真をRNCで破った元谷友貴がフライ級に続き二階級制覇を成し遂げた。
壮絶な消耗戦を展開した北岡悟は、5度目の王座防衛戦に失敗。初回からテイクダウン狙いを切った武田は、このテイクダウン防御とジャブ・ボクシングに徹してチャンピオンを削っていった。北岡の引き込みからの寝技どころか、ダウンを奪ってもグラウンドに付き合わない武田が試合をリードする。
最終回に顔面を真っ赤に染めながら、フックを打ち込む北岡に対し、武田が打ち返すシーンも。ここが北岡にとって最大の逆転へのチャンスだったが、武田のセコンドの宮田和幸が「ジャブだけで良い」とアドバイスを送り、万事休す。距離を取ってパンチを当てることを思い出した武田が5-0の圧勝で新ライト級王者に輝いた。
セミのバンタム級王座決定戦は、釜谷真が序盤から左ジャブ、右ストレート、そしてボディと元谷のローに対し、やるべきことをやり試合を優勢に進めた。ただし、このスタンド戦で自らを削った釜谷に対し、元谷が2Rから打撃の精度で上回り、テイクダウン&寝技で圧倒する。
それでも最終回にパンチで持ち直した釜谷の頑張りも及ばず──ギリギリの打撃戦を展開する釜谷に対して、元谷は冷静に組みからテイクダウンを2度目決め、最後は残り17秒でRNCでタップを奪った。
フェザー級選手権試合は、遠い距離から近距離と打撃戦を制した弥益に対し、芦田は振り回す打撃戦からテイクダウンを狙うという展開に。そのテイクダウンを切られ、サッカーボールキックを蹴られるなど前回の試合のデジャブのようなシーンも。1R終盤にはバックマウントを奪った弥益は、2Rには下になる展開もあったが、スクランブルでも強さを見せ終盤の芦田の反撃以外は、ほぼトップで試合ドミネイトした。
そして最終回も接近戦の打撃を制し、スクランブル戦でも優位に立った弥益が5-0の判定で、その腰にベルトを巻くこととなった。
今大会の詳細は後日、掲載します。
■DEEP86試合結果
<DEEPライト級選手権試合/5分3R>
武田光司(日本)
Def.5-0:30.26.30-27.30-27.30-27.29-27
北岡悟(日本)
<DEEPバンタム級王座決定戦/5分3R>
元谷友貴(日本)
Def.3R4分43秒by RNC
釜谷真(日本)
<DEEPフェザー級選手権試合/5分3R>
弥益ドミネーター聡志(日本)
Def.5-0:30-27. 30-27. 30-27. 30-27.29-28
芦田崇宏(日本)
<DEEPメガトン級挑戦者決定戦/5分3R>
酒井リヨウ(日本)
Def.2-0:20-18.20-18.19-19
誠吾(日本)
<ウェルター級/5分2R>
悠太(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-17
ANIMAL☆Koji(日本)
<バンタム級/5分2R>
石司晃一(日本)
Def.3-0:20-17.20-18.20-18
ハシャーン・フヒト(日本)
<フライ級/5分2R>
高橋誠(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18
中山ハルキ(日本)
<フェザー級/5分2R>
オーロラ☆ユーキ(日本)
Def.1R4分59秒by KO
窪田泰斗(日本)
<フライ級/5分2R>
ランボー宏輔(日本)
Def.2R1分49秒by ギロチンチョーク
石神保貴(日本)
<ライト級/5分2R>
大原樹里(日本)
Draw.1-0:20-18.19-19.19-19
岡村幸範(日本)
<バンタム級/5分2R>
小林博幸(日本)
Draw.1-0:20-18.19-19.19-19
城田和秀(日本)
<フェザー級/5分2R>
高塩竜司(日本)
Def.1R0分08秒by TKO
神田コウヤ(日本)
<ウェルター級/5分2R>
涌井忍(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18
川和真(日本)
<ライト級/5分2R>
我妻慎太郎(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18
成田五等兵(日本)
<ウェルター級/5分2R>
嶋田伊吹(日本)
Def.1R2分50秒by TKO
KAZUYA(日本)
<フェザー級/5分2R>
町田貴史(日本)
Def.1R4分34秒by RNC
加藤貴大(日本)