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【SHOMMA】王座戦線に浮上、ケネディに確かな存在感

【写真】ミドル級王座挑戦をアピールしたケネディ。ジェイク・シールズ、過去に2度対戦したジェイソン“メイヘム”ミラーらが待つ上位戦線に割って入ることができるか (C) Strikeforce

9月25日(金・現地時間)、オクラホマ州タルサのスピリットバンク・イベントセンターではストライクフォースの人材育成大会、SHOMMA『Strikeforce challenger series 3』が開催された。

そのメインイベントでは、ミドル級で確かな存在感を示す“アーミー・ファイター”ティム・ケネディが、当初、対戦が予定されていたエヴァンゲリスタ・サイボーグの代役、ザック・カミングスをノースサウスチョークで一蹴した。

序盤からテイクダウンに成功したケネディは、ハーフやバックからコツコツとパウンドを落とし、2Rには、ハイからスーパーマンパンチ。カミングスの胴タックルをギロチンで捕獲すると、首相撲からのヒザ蹴りを挟み、ギロチンをひっくり返すように上四方を奪うと、そのままノースサウスチョークを極めた。


スタンドでは、キレに欠ける大振りのフックが目立ち、やや不安を残すケネディではあったが、前回のSHOMMAでもニック・トンプソンを下しており、ミドル級コンテンダー争いにジワリと浮上する勝利となった。

また、今大会では、“K-1ファイター”レイ・セフォーが米MMAデビューを果たし、ケビン・ジョーダンの負傷によるバーバルタップアウトで、たなぼた式に勝利を挙げた。

試合は、セフォーが放った2発目のローに合わせ、ジョーダンがテイクダウンを狙うと、倒れながらも相手の突進をいなすように上をとったセフォー。だが、ジョーダンはすぐさま潜ってスイープに成功し、上になるとサイドからパウンド、セフォーの腕をとってV1アームロックを仕掛けていった。

【写真】38歳セフォーのMMA2戦目は、ジョーダンの負傷によりTKO勝利。だが、内容面では完敗、打撃のヒットは試合開始直後に放ったローくらいだった (C) Strikeforce

1Rから防戦一方となったセフォーだったが、2Rに入ると、試合は突然終わりを告げた。片足タックルで突進したジョーダンが右ヒザを負傷、スタンドに戻ったセフォーに対して、ジョーダンは右ヒザを抑えて立ち上がることができず、直後に自らのヒザをタップして試合終了という結末となった。

かつては、エリートXCが「ShoXC」の名で開催していた人材育成大会を引き継ぐかたちで行われているSHOMMAも、今年5月の第1回大会、6月の第2回大会に続く3度目の開催を終えた。不定期ながら、人材の育成&発掘だけにはとどまらず、これまでにもビリー・エヴァンゲリスタ×マイク・アイナ、ジョー・ヴィラセニョール×エヴァンゲリスタ・サイボーグ、ティム・ケネディ×ニック・トンプソンといった好カードをマッチアップしている同大会。11月6日(金・同)には、第1回大会と同じカリフォルニア州フレズノのセーブマート・センターで、次回SHOMMAの開催も決まっており、そのメインでは、ビリー・エヴァンゲリスタとTUF出身ファイターのジョージ・グーゲルが対戦する予定だ。

■SHOWTIMEライブ中継カード試合結果は下記の通り

<ミドル級/5分3R>
ティム・ケネディ(米国)
Def.2R2分43秒/ノースサウスチョーク
ザック・カミングス(米国)

<ヘビー級/5分3R>
レイ・セフォー(ニュージーランド)
Def.2R24秒/バーバルサブミッション
ケビン・ジョーダン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
タイロン・ウッドリー(米国)
Def.2R3分38秒/腕ひしぎ十字固め
ザック・ライト(米国)

<147ポンドキャッチウェイト/5分3R>
トーマス・ロングエーカー(米国)
Def.3R終了/判定
トラビス・キャラノック(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ダニエル・コーミエー(米国)
Def.2R3分39秒/TKO
ゲーリー・フレジャー(米国)

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