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【Pancrase300】1年振りの試合でアグォンと対戦、田中半蔵「福岡の練習相手は型にはまっていない」

Aguon v Hanzo【写真】切り崩すのが難しいカイル・アグォンと1年振りの実戦で戦う田中半蔵(C) MMAPLANET

21日(日)に東京都江東区スタジオコーストで開催されるPancrase300で、田中半蔵がカイル・アグォンと対戦する。

5月の上迫博仁戦、8月のマイク・グランディ戦が試合直前で流れた半蔵は、1年振りのファイトで1年5カ月振りの勝利を目指す。この間、地元・北九州でジムをオープンさせた彼に福岡での練習環境、そしてアグォンについて計量直後に尋ねた。


──5月、そして8月と試合が直前でキャンセルされるという状況が続きました。

「ようやく戦えますね。5月が計量まで来て、8月は4日前で体重もあとは水抜きだけというところまで調整していたので厳しかったです」

──その経験を経て、この試合には期するモノがあるのではないでしょうか。

「結局、1年空いてしまったので試合間隔が空いてしまったことは少し不安を感じています。あと地元の北九州に戻って新たなスタートを切ったのですが、ここで負けてしまうとダメだったとなってしまうので絶対に勝ちたいです」

──北九州で自らのジム、FUN’Sを開いてからも横浜の方に時折り出稽古に戻られていたようでしたが。

「7月までは家族が横浜に残っていたので、自宅がある状態だから月に1度や2カ月に1度、戻って来て練習もしやすかったのですが、今は引き払ったのでこれからはなかなか難しいかと思います。ただ、それでも試合前は横浜で練習したいとは思っています」

──福岡ではどのようなメンバーと練習をしているのでしょうか。

「まだ自分には練習相手になる人はいないので、自分の練習は出稽古ですね。大宮ハントのMMAレンジャージムで火曜と土曜日に色々なジムから選手が集まってやっています。パンクラスに出ている上田(将竜)君、原田(惟紘)とか、あとは今回一緒に出場する中村(勇太)さん、ロータス世田谷にいた古賀(靖)選手もそうだし、久留米とか熊本に近い方からも来てくれます。それにプロシューターの子も集まってやっています。なので結構なメンバーで練習できています。

どうしても競った練習は少なくなっていますが、攻める練習をするのも良いと思っています。福岡で練習していると自分の技を持ったヤツが多くて面白いですよ。誰かに習ったというのではなくて、自分で考えたことをやっているというか。変わったヤツが多くて、型にはまっていないですね」

──では対戦相手のカイル・アグォンについて、どのような印象を持っていますか。

「やり難い感じはあります。フワッとラウンドを取っている感じで、やり辛いですね。切り返しとかも巧くて、でも対策も練っています。リーチがあるのでジャブの差し合いとか付き合っていると分が悪くなるので、そこは気を付けたいです。

ここで負けると、『半蔵はどうなの?』となってしまうので絶対に負けられない試合です」

■ Pancrase300計量結果

<ウェルター級/5分3R>
佐藤天: 77.4キロ
マット・ベイル: 77.05キロ

<フェザー級/5分3R>
カイル・アグォン: 65.8キロ
田中半蔵: 66.05キロ

<ライト級/5分3R>
高橋Bancho良明: 70.3キロ
ルシオ・アブレオ: 70.7キロ

<REBELSルール58キロ級/3分3R>
古谷野一樹: 57.9キロ
栗秋祥梧: 57.2キロ

<ライト級/5分3R>
冨樫健一郎: 69.9キロ
上迫博仁: 70.45キロ

<ウェルター級/3分3R>
奈良貴明: 77.0キロ
中村勇太: 77.45キロ

<バンタム級/5分3R>
ヒロ・ヤマニハ: 61.35キロ
金太郎: 61.55キロ

<フライ級/3分3R>
倉岡幸平: 57.15キロ
和田教良: 56.8キロ

<フェザー級/3分3R>
アング・シン: 65.6キロ
小島勝志: 66.2キロ

<フェザー級/3分3R>
TAG: 66.05キロ
斎藤拓矢: 655キロ

<バンタム級/3分3R>
平田純一: 61.6キロ
大谷啓元: 60.95キロ

<フライ級/3分3R>
水谷健人: 56.75キロ
三澤陽平: 57.0キロ

<フライ級/3分3R>
廣中克至: 57.05キロ
岡野竜己: 56.1キロ

<フライ級/3分3R>
渋谷和樹: 56.6キロ
立花恵介: 56.5キロ

<ストロー級/3分3R>
御代川敏志: 52.4キロ
宮澤雄大: 52.6キロ

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