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【KSW45】飛び蹴りにフックを合わされたヤニコフスキ。マテラに初黒星で王座決定戦を逃す

Michał Materla vs Damian Janikowski【写真】アグレッシブ過ぎたことで墓穴を掘ったヤニコフスキだが、この敗北を経験していかに成長するかも注目したい(C)KSW

6日(土・現地時間)に英国はロンドンのSSEアリーナで開催されたKSW45「The Return to Wembley」。当日、速報ができなかった同大会から注目カードの試合レポートをお送りしたい。6試合目はミドル級王座決定トーナメント準決勝第2試合の模様をお届けしたい。


<KSWミドル級王座決定T準決勝/5分3R>
ミハウ・マテラ(ポーランド)
Def.1R3分10秒by TKO
デミアン・ヤニコフスキ(ポーランド)

ロンドン五輪グレコ84キロ級銅メダリストのヤニコフスキが、キャリア5戦目で王座に就くことを目指し、前チャンピオンのマテラと相対する。まず左ミドルを蹴ったヤニコフスキは、ショートの連打で前に出る。さらにその場飛びから、飛びヒザを狙うも後ろ回し蹴りでバランスを崩してガードを取ってしまう。

抑えにいったマテラに対し、後方回転から亀になったヤニコフスキはバックを許さず立ち上がると連打から左を当てて前に出る。ヤニコフスキはケージを背負ったマテラに右アッパーをヒット。もう一度離れて、左ミドルを蹴ったヤニコフスキはダブルレッグを決める。マテラの立ち上がり際にもパンチを纏めたヤニコフスキだったが、続く飛び蹴りの着地に右フックを当てられダウンを喫する。

ガードを取るヤニコフスキにパスを決めたマテラ。スクランブルから立ち上がったヤニコフスキはボディにヒザを受ける。マテラはさらに左ハイに右を当てる。窮地にもパンチで前に出ていこうとするヤニコフスキだが、足がついてこずに手打ちになっている。その手打ちの右に左フックを合わせたマテラは、テンプルを打たれ亀で固まったヤニコフスキにパンチを纏めてTKO勝ち──怖い者知らずの新鋭に恐怖を与え、決勝で一度は敗れたスコット・アスカムとミドル級王座を賭けた戦う権利を手にした。

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