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【ACB89】オミランチョクの左ローにもアリアックバリはTD& コントロールで、判定勝ちを手にする

<ヘビー級/5分3R>
アミル・アリアックバリ(イラン)
Def.by unanimous
ダニエル・オミランチョク(ポーランド)

サウスポーの構えから右ロー、左ハイを繰り出すオミランチョク。アリアックバリは距離を詰めてヒザ蹴りからクリンチへ。ケージにオミランチョクをおしつけ、ヒザ蹴り、がぶって前方に落とそうしたが、胸を合わせた状態でショートエルボーを被弾し、右を振るいながら離れる。再び組みついたアリアックバリが短い距離でパンチを食らい、必死に右を差してケージにオミランチョクを抑えていく。ヒザ蹴りを入れ、フックは空振りとなり離れたアリアックバリにオミランチョクが左ローを続ける。

左ボディを入れたオミランチョク、右を振って組んできたアリアックバリにケージに押し込まれてもテイクダウンを許すことなく、離れて左ハイや後ろ回し蹴りを見せたところで初回が終わった。

2R、オミランチョクの左にヒザを合わせたアリアックバリは、クリンチで両差しになるがテイクダウンは取れない。ヒザを突き刺し、間合いを取り直したアリアックバリは左ローを被弾しヒザをついてしまう。

アリアックバリの前足を左ローで削るオミランチョクは左ロー、続いて左ハイが顔面を掠める。クリンチで右腕を差し上げたアリアックバリが、バックに回るがオミランチョクがすぐに胸を合わせる。ここも自ら離れたアリアックバリだったが、前進に左ストレートを合わされてしまった。

アリアックバリはダブルレッグからバックに回り、テイクダウン。スクランブルでもバックを取る。オミランチョクがここも胸を合わせるが、ケージを背にしての防御にスタミナが切れて来たか。アリアックバリも押し込んだ状態で時間を待つような形となり、2Rが終わった。

最終回開始直後に差し上げテイクダウンに成功したアリアックバリが、マウントを奪う。ケージを蹴って逃げたオミランチョクだが、バックを譲った状態が続き正面に回ったアリアックバリがボディロックテイクダウン。トップからパンチを落とすアリアックバリは、バックを制して後方からアッパーを打ち込む。亀になったオミランチョクにパンチを続け、正面を向かれても、アリアックバリはそれを押し潰してハーフとしエルボーを落とす。疲弊し防御一辺倒のオミランチョクは、マウントを許すと背中を向けて亀になってしまう。

足をフックしないアリアックバリが、後方からパンチを打ちつける。ここでレフェリーがブレイクを要求、オミランチョクは片目が見えないとドクターに伝える。試合は再開されるが、その前にアリアックバリに後頭部へのパンチがあったと、1P減点を命じられる。仕切り直し後、左を振るって前に出たオミランチョクだが、すぐに組んだアリアックバリが差し上げテイクダウンからマウントへ。

ケージを背負う形でエスケープを図ったオミランチョクは、そのままバックを許し鉄槌やパンチを打たれ続ける。胸を合わせることができなくなったオミランチョクは、勢いのあるパンチを打たれながら、何とか立ち上がる。ここで胸を合わせたオミランチョクが、右を差して体を入れ替えたところでタイムアップに。減点のあったアリアックバリだが、ユナニマスデシジョンで判定勝ちとなった。

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