【UFN135】ジャスティン・ゲイジーの喧嘩MMAに変化は見られるのか
【写真】スタイル及びマインドの変化はみられるのか (C)MMAPLANET
25日(土・現地時間)、ネブラスカ州リンカーンのピナクルバンク・アリーナで開催されるUFC Fight Night135「Gaethje vs Vick」のメインで、ジャスティン・ゲイジー×ジェイムス・ヴィックのライト級が組まれている。
17勝0敗のWSOF世界ライト級王者からUFC入りを果たし、その初戦でマイケル・ジョンソンに殴り勝ったゲイジー。この1試合でオクタゴンを代表する存在感を持つようになったものの、ここからエディ・アルバレスとダスティン・ポイエーに連敗し、タイトル戦だけでなくアンダーグラウンド・キング争いから脱落してしまった。
対するヴィックはキャリア13勝1敗、全試合がLiveで行われたTUFシーズン15出身でオクタゴンで9勝1敗という戦績を残している。ゲイジーと違い、決して派手でファイトでインパクトを残すタイプのではないが、5連勝後の黒星から今も4連中で安定した成績を残している。
ライト級としてはまさに規格外、190センチの長身を誇るスイッチヒッターは相手のレンジで打撃戦をする必要がなく、加えて距離を積めてからのクリンチ、ヒザ蹴り、テイクダウンで堅い勝負ができる。その一方で、リーチで作った空間でスイッチ直後のハイキックなど倒す打撃の持ち主でもある。
ゲイジーは間違いなく中間距離のブロウラー。強烈なローを持ってはいるが、殴られ殴るというファイトでここ2戦までは勝ってきた。当然のようにダメージの蓄積も心配されるなか、3連敗を逃れるために長身、自分の距離で戦いにくい相手はどのような試合の組み立てを見せるのか。
ヴィック相手に必要なのはブロウルでなくボクシング。受けずに打つ試合を試みないと、逆に打たれるだけで終わる可能性もある。ここまでのリーチの差のある相手との打撃戦は、実は経験ないゲイジーだけに、その殴りに変化は必要だろう。
加えて打ち合う前にテイクダウンを仕掛ける、あるいはクリンチという粘っこい攻防でベースであるレスリング力をMMAで初めて見せる機会が訪れることも期待したい──ゲイジー✖ヴィックのメインだ。
■ UFN135対戦カード
<ライト級/5分5R>
ジャスティン・ゲイジー(米国)
ジェイムス・ヴィック(米国)
<フェザー級/5分3R>
マイケル・ジョンソン(米国)
アンドレ・フィーリ(米国)
<女子ストロー級/5分3R>
アンジェラ・ヒル(米国)
コートニー・ケイシー(米国)
<ウェルター級/5分3R>
ジェイク・エレンバーガー(米国)
ブライアン・バルベレナ(米国)
<フライ級/5分3R>
ジョン・モラガ(米国)
デイヴィソン・アルカントラ(ブラジル)
<ミドル級/5分3R>
アリク・アンダース(米国)
ティム・ウィリアムス(米国)
<ウェルター級/5分3R>
ジェイムス・クラウス(米国)
ヴァルリー・アウベス(ブラジル)
<バンタム級/5分3R>
ユーリ・アルカンタラ(ブラジル)
コリー・サンドハーゲン(米国)
<ミドル級/5分3R>
アンドリュー・サンチェス(米国)
マルク・ペレス(ブラジル)
<ウェルター級/5分3R>
ミッキー・ガウ(米国)
ジョージ・サリバン(米国)
<女子フライ級/5分3R>
ジョアン・カルダーウッド(英国)
カリンドラ・ファリア(ブラジル)
<ライト級/5分3R>
ドリュー・ドバー(米国)
ジョン・タック(グアム)
<バンタム級/5分3R>
ルーク・サンダース(米国)
ハニ・ヤヒーラ(ブラジル)