【DEEP85】アリーシャ・ガルシアと対戦、SARAMI─02─「勝って切り開くしかない」
【写真】3年振りにケージで勝ち名乗りを受けることができるか(C)MMAPLANET
26日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDeep85でアリーシャ・ガルシアと対戦するSARAMIインタビュー。
パンクラスイズムという、むせ返るような男所帯のなかで紅一点の女子ファイターは2年振りのケージでの試合に関しても、確かな自信を持つ。
確かなレールが存在しないMMAにあって、SARAMIはガルシア戦を「次を考えるために勝たないといけない」試合と定義していた。
<SARAMIインタビューPart.01はコチラから>
──何が良いんだろう……?
「浜崎選手より良い勝ち方をしたいとか、それは思うんです。ただし、その後のことは明確な道があるわけでも保障があるわけでもないので……ただ、そういう明るい未来のために勝たないといけない試合です。
新宿FACEからやり直す必要だったあったところで、アリーシャですし……しっかりと勝ちます。そのために練習もしてきました。アリーシャも最近は勝てていないですし、気の強さで勝っている選手なので」
──ガルシアにそのような印象を持っているのですね。
「彼女自身のMMAは出来上がっていない。そういう感じはしています。対戦相手によって動きが変わり過ぎている。だから自分の方から作って、組み伏せて勝ちます」
──そこに対する自信はついていますか。
「ハイ。タイトルマッチの時は全体で上手く作れなかったので、そうならないようにしっかりと作っていけば大丈夫なのかな──というのはあります。
3月の時は打撃で行けるという感覚があって負けたので、今回は逆にやるべきことをやろうと思います」
──ケージは約2年半ぶりになります。
「逆にまだそれだけしか経っていないんだって思います。イズムはケージがあり、組技は基本ケージでやっています。それに北岡さんが教えてくれるテクニックも、ケージ用なので。ずっとケージ向きだと言われてもきました」
──胸を合わせて組むと、強いですから。
「ケージには向いていると思うので、問題ないです。それとFACEのリングより広いところで戦えるのが良いです。広いほうが戦いやすいです。私はリーチが短いので、自分から入っていかないといけないのですが、狭いと逆に距離が作り辛いです。すぐにロープに詰まってしまうので。
リングとケージというか、ケージの広さが、私にとっては戦いやすいと思います」
──イズムのプロには女性はいませんが、体格の違いや動きを考えると女子選手との練習は必要にならないでしょうか。
「イズムでは、私のことを考えた強度で相手をしてもらっています。それも北岡さんが率先してくれて。ただ、それでも女子と練習する必要はあると思ったので、マルワジム横浜の女子練習に参加させてもらうようになりました。
グラチャンで戦っている沙弥子選手が中心で、駅も2つぐらいしか離れていないので。
あとこの試合が、正式発表される前でしたがAACCでも練習させてもらっていました。女子選手と組み慣れる必要はあると思います。体のしなやかさとか、やはり違うので」
──どれぐらいのペースで女子練習に参加してきたのでしょうか。
「マルワジムには週に1度は行っていました。沙弥子選手は柔道出身で今はアトム級でだし、それなりの強度で練習できました。加えてマルワジムだけでなく、沙弥子選手はイズムにも来てくれていたんです」
──さきほど勝ってもその先という話をされていましたが……。
「勝って切り開くしかないと思っています。タイトルマッチに負けて……それまではチャンピオンになりたいと思ってやってきていました。それが負けたことで、チャンピオンを目指すことは当然なのですが、なんかモヤモヤってしていて。だから、どこを目指すのかとか見えていないのが実情です。
次に何を目指すのかを考えるためにも、勝たないといけない。そして、当たり前に働きながら練習している環境も考えていかないといけないと思っています。そのためには強くならないといけないし、だからこそ勝たないといけない試合です」
■DEEP85対戦カード
<バンタム/5分3R>
大塚隆史(日本)
ビクター・ヘンリー(米国)
<バンタム級/5分3R>
釜谷真(日本)
坂巻魁斗(日本)
<女子アトム級/5分3R>
SARAMI(日本)
アリーシャ・ガルシア(米国)
<女子アトム級/5分3R>
富松恵美(日本)
パク・シウ(韓国)
<女子フライ級/5分2R>
渡辺華奈(日本)
赤林檎(日本)
<フェザー級/5分3R>
DJ.taiki(日本)
横山恭典(日本)
<ライト級/5分2R>
大原樹里(日本)
武田光司(日本)
<ストロー級/5分2R>
川原波輝(日本)
村元友太郎(日本)
<バンタム級/5分2R>
CORO(日本)
白川Dark陸斗(日本)
<OPフェザー級/5分2R>
高塩竜司(日本)
松林佑介(日本)
<OPストロー級/5分2R>
磯貝太一(日本)
杉浦弘幸(日本)