【DWTNCS S02 Ep06】ニック・ニューウェル、判定負けで夢潰える。ヒューズ、ユースウ、クルートが契約
<ライト級/5分3R>
アレックス・ムニョス(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ニック・ニューウェル(米国)
右ジャブを振るって前に出るムニョス、ニューウェルは近距離でローを繰り出す。距離を取るムニョスに対し、ニューウェルは左ハイ、飛びヒザもムニョスがキャッチしてテイクダウンに成功する。立ったまままでローを連続するムニョスに対し、ニューウェルは立ち上がって右ミドル、続いて左右のローを繰り出す。基本、遠い距離をキープするムニョスは右リードアッパー、そしてすぐに離れる。ニューウェルは右ジャブ、飛びヒザもシングルレッグから足を払われテイクダウンを奪われる。
スクランブルでバックに回ったムニョスが、後方から太腿にヒザを入れ前方に崩していく。すぐに立ち上がって向き合ったニューウェルに対し、離れたムニョスが右ジャブを当てる。蹴りをキャッチし、右アッパーから左オーバーハンドを決めたムニョスが初回をリードした。
2R、走りぬくように左を当てたムニョスに対し、ニューウェルも右を当てる。ローをキャッチして左を打ち抜いたムニョスは、ガードを取るニューウェルに重いパンチを打ち込む。連打を浴びたニューウェルはスクランブルから離れるが、グラップリングの展開に持ち込むことができない。
レスリングを武器に北米MMAの鉄板スタイルのムニョスに対し、ニューウェルは蹴り足を掴まれテイクダウンを取られるという展開が続く。バックコントロールから寝技に呼応したムニョスは、ヒザを腰のあたりに入れる。さらに後方からパンチを打たれたニューウェルはキムラのセットアップできない。ようやく立ち上がり、離れたニューウェルだがすぐにタイムアップを迎えた。
最終回、右ジャブを見せ、左前蹴りを顔に届かせたニューウェルは、またも蹴り足をキャッチされバックに回られる。ヒザを放ち離れたムニョスはサークリングを駆使し、ダブルレッグへ。ここで正面からギロチンに入ることができたニューウェルだが、ムニョスが前転からサイドに回ってクラッチを切る。背中を預けたニューウェルは、ムニョスが前方にスリップすると立ち上がって右を当てていく。ここでダブルレッグを決めたムニョスは、抑えてニューウェルに反撃を許さない。
ムニョスはニューウェルの一本しかない手首をコントロールしてバックへ。振り落としたニューウェルの最後の反撃を振り切り、肩固めの態勢でタイムアップを迎えたムニョスが判定勝ちを手にした。
フルマークで敗れたニューウェル、UFCファイターになるという夢は潰えたDWTNCSシーズン2第6週、ダナ・ホワイトはジェフ・ヒューズ、ソディック・ユースウ、ジム・クルートと契約を発表し、さらにチェイス・クーパーとはUFCパフォーマンスセンターで育てる──育成という形を採ることとなった。