【UFC290】メニフィールドのギロチンに一本負けのジミー・クルート(27歳)が、グローブを置く……
<ライトヘビー級/5分3R>
アロンゾ・メニフィールド(米国)
Def.2R1分55秒by ギロチンチョーク
ジミー・クルート(豪州)
ジャブを伸ばすクルートのローに、メニフィールドが右ストレートを合わせる。もう一度、同じようにローに右を当てたメニフィールドは待ちのファイトから右を伸ばす。クルートはジャブを放つも、距離を詰めることはできない。その位置からのダブルレッグを切ったメニフィールドは、クルートの払い腰を防ぐ。ケージ際の攻防が続き、ポジションが目まぐるしく入れ替わる。残り2分、エルボーとヒジを見せたクルートがギロチンへ。メニフィールドがすぐに頭をぬくと、クルートは首相撲からヒザをボディに連続で突き上げる。
首相撲が解かれると、ケージを背負ったクルートにメニフィールドが勢いのある左右のフックを繰り出す。そのままケージに押し込まれたクルートは体を入れ替えて逆に押し込む。ここからもポジションを入れ替わる展開となり、初回が終わった。
2R、初回と同様に慎重な打撃戦のなかで、メニフィールドが右を蹴りに合わせて行く。左ジャブを当てたメニフィールドは、左から返しの右フックを決める。直後にダブルレッグでテイクダウンを決めたクルートだが、メニフィールドが即立ち上がる。そのまま組みつくクルートに対し、メニフィールドがギロチンを仕掛ける。シングルを続けたクルートは頭を落とされ、がぶられた形から引き込む。しかし、そのままネッククランクのような形で固められタップした。
なんと敗れたクルートはオクタゴンでグローブを外した。3連敗とはいえUFCで4勝4敗──通算成績は12勝4敗1分、27歳で引退を決断してしまったのか……。