【ONE75】リー・カイウェン、攻め疲れも最終回にウルティア倒し──3週間で2度目のKO勝ち
<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
リー・カイウェン(中国)
Def.3R1分22秒by TKO
エミリオ・ウルティア(米国)
まず右ローを蹴ったリー、ウルティアは右ローを連続で蹴られる。互いにローを蹴り合うなから、リーが右を伸ばす。ワンツーから左を蹴ったリーは、直後に右を被弾する。続く近い距離のパンチの打ち合いで、左フックを当てたリーがダウンを奪う。立ち上がり際にヒザを顔面に受けウルティアは、もう一度腹這いに崩れながらも、起き上がってダブルレッグテイクダウンを決める。下になりながらエルボーを連打するリーに対し、ウルティアが右のパンチを落とす。細かいパンチを受け、クローズドにとったリーだが、ウルティアが左足を抜いて左のパンチを連続で落とす。
立ち上がったリーは右から左を伸ばすが、ウルティアもフックを打ち返す。直後に左右のフックを奪ったリーがパンチを奪うと、パウンドの連打へ。ウルティアはシングルから立ち上がるが、左フックから右を受ける体が揺れる。シングルに出たウルティアは、頭部へのエルボーからがぶられ離れる。左を当てて前に出るカイエン、ウルティアも右を打ち返したところで初回が終わった。
2R、左ジャブを差し合った両者。リーは攻め疲れが動きもパンチのスピードも落ちている。それでも前に出てるリーがスイッチし、右ジャブを伸ばす。オーソに戻し、右オーバーハンドを当てたリー。ウルティアは右ローを蹴り込む。リーもローを返すが、左を被弾し右につなげられ下がる。ウルティアは右を上ても左右のフックを当ててシングルレッグへ。足を抜いたリーはかなり疲れが目立ってきた。
ウルティアは右ストレートを届かせると、左ジャブ、左フックを打ち込む。さらに右ストレートにつないだウルティアは左右のフック、ローから右ストレートをヒットさせる。パンチがローを受け、リーは足を引きずるように自陣に戻った。
最終回、ウルティアの右ローを蹴られたリーは、左ジャブを受けて下がる。パンチを返しても、ウルティアは前に出て右ショートフックから右アッパーを当てる。左を返したリーは、ここで左パンチを纏めてダウンを奪うと一気に試合を決めた。フィリピン大会で13秒KO勝ちして以来、3週間で2度目のKO勝ちとなった。