【TUF27】スタンド&グラウンドでオストビッチは体格差を跳ね返すことができず、デラロサに一本負け
<女子フライ級/5分3R>
モンタナ・デラロサ(米国)
Def.3R4分21秒by RNC
レイチェル・オストビッチ(米国)
リーチをいかし左のロングジャブを伸ばすデラロサ、オストビッチは踏み込んでボディストレート、右ストレートを繰り出す。迎え撃つデラロサはローで距離を測り、右をカウンターで入れる。体が流れたオストビッチは左ジャブも被弾し、鼻血を流す。踏み込んでパンチを振るうオストビッチだが、パンチだけでは厳しいか、組みも織り交ぜた接近が必要なオストビッチだった。
2R、右フックを振るうオストビッチ。やや頭の位置を下げて、アプローチを変えデラロサを下がらせる。デラロサは右前蹴りを見せ、逆に蹴りをキャッチしてテイクダウンを狙う。スクランブルでバックに回ったデラロサは、ケージにオストビッチを押し付ける。デラロサは左フックを打って離れると、左ジャブを当てる。オストビッチは真っ向勝負で右フックを打ち込み、左ミドルを決める。組んだデラロサに対し、ヒザを入れたオストビッチはテイクダウンを許さなかった。
互いに左のサイドキックは届かず、オストビッチが左に続く右フックを当てる。デラロサも自ら前に出てワンツー、オストビッチのスピニングバックフィストがアゴを捉えたところでラウンド終了となった。
3R、右を当てたオストビッチ。続いてワンツーをヒットさせると、デラロサが組んでいく。ヒザを入れたが、ケージに押しこまれたオストビッチ。バックに回ったデラロサだが、オストビッチは前転からトップを奪い、バックへ飛び乗る。前方に落とされそうになると、そのまま腕十字を仕掛けたオストビッチだが、腕を抜いたデラロサがトップへ。
オストビッチの三角狙いも、デラロサはパスからサイドへ。オストビッチは疲れたが、動きが止まりバックを許す。両足をフックしたデラロサは、エルボーを頭部に入れ、パンチを連打する。残り70秒でRNC狙いに切り替えたデラロサが、ブリッジで逃げようとしたオストビッチからタップを奪った。