【PFL2018#2】ヴォルク・アターエフ、残り29秒でスポーンの左フックに沈む
<ライトヘビー級/5分3R>
ダニエル・スポーン(米国)
Def.3R4分31秒by TKO
ヴォルク・アターエフ(ロシア)
サウスポーのスポーンの左前蹴りがいきなりアターエフの急所に入る。再開後、スポーンは左ロー、アターエフの右に左をスポーンが合わせようとする。続くアッパーを空振りしたアターエフは、組まれてヒザ蹴りへ。今度はこれが急所に当たり、試合は2度目の中断へ。リスタート後、間合いの測り合いのなかでスポーンが左を届かせる。アターエフはボディを入れ、ワンツーで前に出るがスポーンも打ち返し、後ろ回し蹴りをキャッチしてテイクダウンへ。
この蹴りで後頭部をカットしたスポーンをアターエフがケージに押しこんでボディ、アッパーとダーティーボクシングで攻める。離れてからも、すぐにクリンチ合戦になり、スポーンがヒザ蹴り。距離ができるとアターエフが左を当て、スポーンも左ミドルを蹴り、最後はクリンチで胸を合わせた両者がボディを打ち合い、スポーンがヒザ蹴りを見せて初回が終わった。
2R、左を伸ばすスポーンに対し、アターエフは右ハイを繰り出す。ダブルレッグを切ったスポーンが、逆にテイクダウン狙いからバックに回り込みグラウンドへ。腰をあげたアターエフに、スポーンがRNCを仕掛ける。殴りつつ絞めのプレッシャーを強めるスポーンを前方に落としたアターエフがトップを取る。細かいパウンドで殴られるスポーンが三角絞めを仕掛け、アターエフは防いで担ぎパスへ。スポーンがフルガードに戻し、動きが少ないまま試合は最終回へ。
3R、スポーンは右リードアッパー後に、アイポークがあったと試合は中断しドクターチェクが入る。再開後、スポーンの左に右アッパーを入れ、ショートでボディを連打する。ここからクリンチに出たアターエフは、ヒザ蹴り&ボディアッパーを繰り出す。ケージを背にしたスポーンを殴り、またクリンチを仕掛けるアターエフはギロチンを防ぎ、押し換えそうになるといなしてバックに回りつつ離れる。
アターエフの左ストレートに組み付いたスポーンはヒザ蹴りをボディに入れる。アターエフは金網にスポーンを押し込み、ボディアッパーから左フックを顔面に決める。押し返しヒザ蹴りから左を振るっていくスポーン。続く左ハイにアターエフが右ストレートを打ち込む。残り1分、ケージに押しこまれたスポーンがギロチンへ。これをリリースし首相撲からヒザ蹴り、直後にショートの連打から右エルボーを打ち込んだスポーン。動きが止まりノーガードで前かがみになったアターエフのアゴを左フックで打ち抜いたスポーンが、この一発からパウンドでTKO勝ち──4Pを獲得した。